［あのお店］の この棚 が好き！

店頭に並ぶ手芸材料を眺めるときの気持ちって唯一無二！
長らく愛されるあのお店の名物棚に込められた、
こだわりと秘密を聞きました。
SAVVY5月号『かわいい手芸』特集からご紹介します。

ビンテージからオリジナルまで宝石のような存在感！

今年で創業30年を迎える手芸材料店。大正時代に建てられた趣あるビルの一室に構えたショップスペースには、天井までビーズやボタンなどの材料がずらりと並ぶ。

オーナー自ら世界中を巡って集めた、1900年代初頭〜中期にかけてのデッドストックが中心。中でも繊細で華奢なフランス産ビンテージビーズやスパンコールは国内屈指の充実ぶり。リュネビル刺しゅう（ビーズやスパンコールを用いたフランス刺しゅう）の作家や衣装作りのプロも全国から足しげく通うそう。

創作意欲をかき立てるキッチュなプラスチックパーツや花芯など、個性的な現行の素材も豊富。

レトロビルの3階。2年前のリニューアルを経て、天井まで届く棚を整備し、ジャンルごとに分けて陳列したことで、選ぶ楽しさがより増した。高い場所にある商品が欲しい時は足台を使って。

2021年にはギャラリーを併設し、個展やワークショップなども開催。より多角的に物作りの楽しみを味わえる場所になっている。

写真／エレファント・タカ　取材・文／杉田裕路子

※この記事は2023年5月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。