手土産や自分へのご褒美としておなじみのクッキー缶。ちょっと特別なおやつの人気はまだまだ止まらない様子。「クッキーが愛されるのは、多くの人が子どものころから1番慣れ親しんだ洋菓子だから」と話すのは、［阪急うめだ本店］で2018年にスタートした催事『クッキーの魅力』を初回から担当する、バイヤーの中塚比呂記さん。今回、中塚さんのおすすめに加えてSAVVYが気になったクッキー缶を集めました。ぜひお好みを見つけてくださいね。

開催中！ 「クッキーの魅力」
3月1日（水）〜13日（月）／阪急うめだ本店９F　祝祭広場ほか
“クッキー”にフォーカスしたイベントが今年も開催! 今回はフロアを拡大し、クッキーの素材や世界＆日本のクッキー、デザインクッキー缶が集合するなど、さまざまな切り口から魅力に迫る。

缶もクッキーも、美しすぎる。
宝石箱のようなクッキー缶

太陽ノ塔 洋菓子店
タイヨウノカンカン kuro 3,600円

人気カフェが手掛けるクッキー缶は、イラストレーター・松下さちこが、このアソート缶のために描き下ろした缶のビジュアルが印象的。絵の世界観をクッキーでも表現し、ハンドモチーフやお花型のココアクッキー、キラキラな琥珀糖などまるで宝石箱のようなかわいさ。心ときめく10種が詰まっています。

［cafe太陽ノ塔］
全店で提供するケーキや焼き菓子などのセントラルキッチン＆カフェ。オリジナルケーキやクッキー缶など、保存料を使用しない安心・安全なお菓子はパティシエが全て一から手作り。クッキー缶はkuroのほかにshiroやアソート缶も用意し、［阪神梅田本店］でも購入可。

クリアケースのクッキー缶が増えてます！

Good time pâtissrie
クッキーアソート2,650円

伝統的にクッキー作りが盛んなフランス・アルザス地方の焼き菓子が並ぶ専門店のアソートは、ふたを開ける前から楽しいクリアケース仕様に。サブレやブールドネージュといったおなじみのクッキーに加えて、リンツァートルテやキプフェルなど、見た目のバランスもグッドな6種がイン。

［Good time pâtissrie］
フランスや東京での経験を積んだ店主・渡邉雄策さんが苦楽園にオープンした焼き菓子店。のどかな住宅街に建つかわいい店内には、看板商品であるクグロフなどのアルザス郷土菓子のほか、季節のフルーツやドライフルーツをたっぷり使ったタルトなどがそろう。人気のクッキーアソートは定番のほか、季節限定の商品もあるのでチェックして。

私好みの1種がうれしい、
かわいいクッキー缶

CAFÉ TANAKA
ビスキュイ・シンプリシテ 2,970円（30枚入り）

2022年9月のオープン以来、毎日大行列の［CAFÉ TANAKA］で、アソート缶に並び人気なのが「ビスキュイ」1種に絞ったこちら。バター、国産小麦粉、アーモンド、卵……と材料がシンプルだからこそ、こだわり抜いた素材が光る1枚に。小さな缶にみっちり詰まった姿もかわいい。

［CAFÉ TANAKA］
名古屋に本店を持ち、2022年に［阪急うめだ本店］に関西初登場した洋菓子店。パティシエール・田中千尋さんの高級感が漂うクッキー缶「RÉGAL DE CHIHIRO」は連日午前中には完売するほどの人気ぶりで、［阪急うめだ本店］限定缶もあり。華やかなアソートもかわいいけど、1～2種のみのビスキュイ缶も、素朴な愛らしさにときめく。

体にやさしい詰め合わせ♡

オル　Vegan Sweets in NARA
毎日食べたいオルの米粉クッキー缶 2,890円

「食物や添加物アレルギーを持つ人でも食べられるように」と、米粉のヴィーガンクッキーが6種。毎日食べても飽きのこない素朴な味わいで、できる限り国産、オーガニック、工房のある奈良県近郊の素材を使用する。また、ゴミが出ないようにという思いから缶容器を使い、店主の子どもが描いたパッケージイラストも愛らしい!

［オル　Vegan Sweets in NARA］
元パティシエールの店主が自身の子どもの食物アレルギーなどをきっかけにプラントベースのお菓子作りをスタート。のちに米粉を使用したグルテンフリーのお菓子を作るように。「みんなにやさしい、奈良のおやつ」をコンセプトに、イベントやオンラインでのみ販売する。種類豊富なクッキーのほかに、タルトやマフィン、ジャムなども季節によって登場。

ドーナツみたいなクッキーです♪

koé donuts kyoto
koé donuts クッキー缶 1,800円

焼きドーナツなどが人気のドーナツファクトリーが手掛ける缶は、ミニドーナツのようなクッキーが並び、彩りも華やか。 有機素材を使ったやさしい甘さで、12種のフレーバーがそろう。歯応えあるサクサク食感の生地は、チョコレートとの相性抜群。下段にはプレーンクッキーが潜んでいます。

［koé donuts kyoto］
オーガニックや京都の素材を使ったドーナツ店。ナイフとフォークで楽しんでほしいと、果物やクリームたっぷりで見た目はまるでケーキのようなメニューも! ドーナツは全38種あり、季節限定のフレーバーもそろう。2021年に登場したクッキー缶は、その珍しい見た目とやさしい味に、全国から注文が殺到中!

コース仕立てのアテクッキー

たかやマルシェ
塩サブレ（4種・32枚・オリジナル缶入り）2,050円

フレンチシェフ・髙山英紀さんが考案した、お酒のアテになるサブレ4種セット。左から、国産バターとアーモンド香るプレーン、程よい刺激の山椒、酸味も再現されたトマト、キノコの王様と言われるセップ茸。どれも甘さとフランス産塩のバランスが◎。コース仕立てで順番に、スパークリングといただくのがおすすめ。

［たかやマルシェ］
2022年10月に三宮に［entre nous］を開店した髙山英紀シェフが「フレンチレストランの味を食卓に」と手掛けるテイクアウト専門のフレンチデリ店、ハンバーグやスープなどの総菜や、フィナンシェやカヌレ、お酒と合う塩サブレも人気。写真の4種缶なら、プレーン→山椒→トマト→セップ茸の順番で、ワインなどと一緒にコースのように楽しんで。季節ごとの缶も要チェック。

写真／坂上正治　取材・文／SAVVY

※この記事は2023年3月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。