オリジナルのひっぱりだこ飯パエリアを
作ってもらいました!
タコ壷型の陶器に入ったオリジナリティあふれる弁当の「ひっぱりだこ飯」。累計1400万個あまり売れている大ヒット商品で、その安定ぶりから「駅弁界のイチロー」と言われているとか言われていないとか。
1998年に、瀬戸大橋開通記念で誕生したのが「ひっぱりだこ飯」。しょう油味の炊き込みご飯(中にタコの練り物入り)の上に、錦糸卵、アナゴ、菜の花、タケノコ、シイタケ、ニンジン。そして、メインの真ダコのうま煮が鎮座する。1,200円
そんな人気者弁当は、「ハローキティ」「ゴジラ」などとのコラボバージョンもたくさん作っている。「それならサヴィもお願いします」と、発売元の[淡路屋]にお願いしたところ、あっさりOK。編集部やSNSで募集したアイデア(ボツ案は下に)を無茶ぶりした結果、パエリアが採用された。サフランライス(タコの練り物入り)に魚介がたっぷりの、華やかなものが完成!
「ひっぱりだこ飯 パエリア」1,250円。[淡路屋 神戸駅店]をはじめ、各店舗で9月23日(祝)〜10月13日(木)で販売。個数限定、なくなり次第販売終了なので、気になる人は急いで!
敏腕副社長 柳本雄基さんに聞きました
「気軽にお受けしてしまったんですが、意外に苦戦しました。雑穀米やもち麦を使って野菜たっぷりの"ベジたこ飯"を試作したら失敗の連続で……。お弁当はパンチがないとボンヤリした味に感じてしまうんですよね。そこで一気に方向転換して魚介の旨みがあふれるパエリアに。これが、すごくうまくできまして。いろんなコラボをやってきましたが、ここまで具材と味を変えたのは初めてかと。定番のひっぱりだこ飯はシメでお茶漬けにするのも人気で、パエリア版はコンソメスープを入れてシメてもおいしいと思います!」
編集部・SNSで募集したボツ案!
すき焼き風/タコだけ+味の染みたご飯/タコと鰻/
明石焼き入り/洋風テイスト(ホワイトソース、デミなど)/
ひつまぶし風(別添えの薬味やだしをかけて)/
たっぷりの針ショウガを入れる/牡蠣入り/
天かすと紅ショウガとスジを入れる/
雑穀米や玄米にビビンバみたいな「韓国風たこ飯」/
蛸タコライス/ざくざく野菜入りの「ベジたこ飯」/
いもたこなんきん飯
ご協力くださったみなさん、ありがとうございました!
写真/森 亮 取材・文/小栗真琴
※この記事は2022年11月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
店舗情報
淡路屋 神戸駅店
- 電話番号078-351-1682
- 住所神戸市中央区相生町3-1-1神戸駅内
- 営業時間7:00〜20:00
- 定休なし
- アクセスJR神戸駅から徒歩すぐ