目指すは木陰みたいな存在
日本酒も充実するそば店
☑ [木陰(こかげ)]
店主の萬 さやかさんは元パティシエ。「何か一つを極めたくなり」、と調理師学校に再入学してイタリアンなどで働くうち、そばの魅力に開眼。谷町六丁目[そば切り 文目堂]で腕を磨いた後、サービスを担当する夫の奈朗さんと店を開いた。
店主の萬 さやかさん(写真右)、夫の奈朗さん(同左)
「ご縁があったそば屋さんから引き継いだ」という店舗は、修業先と同じようにほっこりくつろげるたたずまい。島根や岡山など、中国地方産を主に使うそばの実を自家製粉して手打ちする、香り高い極細の十割そばを味わえる。
淡い緑色を帯びた手打ちそばは、香りとのど越しの良さを堪能できるよう、極細に仕上げている。本枯れ節と羅臼昆布などで仕込むまろやかな味わいのつゆで。ざる1,000円。
浅く締めて皮目をあぶってからパリパリの焼きノリで包むサバずしや、ジューシーなだし巻きなどの一品料理、さやかさんセレクトの日本酒も充実していて、“そば飲み”もかなう一軒。
ランチタイムは+600円でサバ寿司(2貫)をセットにすることも。
木陰に漂う穏やかな時間を表現したというショップカードもすてき。
店舗情報
木陰こかげ
- 電話番号なし
- 住所京都市北区紫野門前町56-2
- 営業時間11:30~14:00、17:30~20:00共にLO
- 定休日不定
- カード使用可
- 席数12
- アクセス地下鉄北大路駅から徒歩15分
※この記事は2025年7月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。