熟練バリスタの新展開は
カウンターのコーヒーバー
☑ ［ue.（ウエ）］

　店主の上田真也さん（写真右）は、18歳でバリスタを目指してからコーヒーひと筋。中でも、北浜にある前職の浅煎りスペシャルティコーヒー専門店［EMBANKMENT Coffee］では、立ち上げから携わり、まさに技術面でもトレンド面でも最先端を駆け抜けてきた。

そんな上田さんが独立する際にこだわったのがカウンター。交差点に面したガラス張りのたたずまいにも映えるカウンターには、自然と足を踏み入れてしまうような吸引力がある。「バリスタの所作が見えて、会話もできる。店内で飲む付加価値は、やっぱりカウンターにあると思っていて。それにこの囲まれる感じが好きで（笑）」。

ある日の昼下がりのカウンターには、子ども連れのママ、学生風男子2人組、年配の紳士……と、幅広い顔ぶれでほぼ満席。その手元には、スイーツにブラックコーヒー、コーヒーカクテル、カプチーノ、と思い思いのコーヒーブレイクを楽しんでいた。「芯はコーヒー屋だけど、お酒や音楽を楽しんだり、自由に使ってもらえる店にしたいです」

※この記事は2025年7月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。