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半日~1日、ぶらぶら歩いて、街並みを楽しみながら買い物したりお茶したり……。
時に暮らすような気分でお散歩してみませんか?

#2
心地よい窓辺を巡る
一人でじっくり、一乗寺~北白川さんぽ

ギャラリー、喫茶……
静かなひとときを過ごせる空間が増えています。



一乗寺[koen(こうえん)]


一乗寺の新しい「公園」は
風通しのよい複合空間

静かな住宅街の一角、目の前は塚本児童公園。そんな気持ちの良いロケーションにオープンした、その名も[koen]は、かつてアトリエと民家だった別々の建物を改装したカフェ+ショップ+ギャラリー。アーティスト・嶌村吉祥丸さんがディレクターを務め、店長の日髙美月さんは「いろんな人が集まる場になって、新たな交流が生まれたら」と話します。

一乗寺[蒼然(そうぜん)]


路地奥のカウンターでいただく
野菜たっぷりのおやつと軽食

個性的な店舗が建ち並ぶ東大路通から少し入った路地にたたずむカフェ[蒼然]。エチオピア産のフェアトレード品を焙煎する神奈川のロースター[マエジマコーヒー]から豆を取り寄せるコーヒーと共に、新鮮な旬の野菜を使ったキッシュや十数種にものぼる焼き菓子をゆっくり楽しんで。





北白川[み空(みそら)]


明るい半地下の空間で
自分を整える時間を

白川疏水沿いの半地下のコーヒー専門店[み空]。店主の石倉源太さんは、仁王門通[ニューオーモン]での間借り営業を経て自店をオープンしました。自家焙煎のコーヒーは、ネルドリップの“濃いめ”、ペーパーの“かるめ”などを選ぶことができます。レコードに耳を傾けつつ、じっくり自分を整える時間が過ごせるはず。

浄土寺[ikat(イカット)]


ナチュラルで健やかな
シャルキュトリーを気軽に

東京や京都でフレンチとシャルキュトリー製造の経験を積んできた中村ももさんが浄土寺に開いた[ikat]。“NATURAL FASTFOOD”をコンセプトに、添加物不使用のソーセージやベーコンなどを作り、ホットドッグやマフィンサンドに仕立てて提供します。サンドの具材をはじめサラダやマリネ、スープなどあらゆる皿にたっぷりと使われる、元田中の自然食品店[DONGURI]から届く、新鮮な旬野菜も欠かせない存在。

浄土寺[KOFUKU book&daily store(コフク ブック & デイリーストア)]


暮らしを豊かにしてくれる
本やアイテムを探しに

白川疎水沿いのビルの2階にある[KOFUKU book&daily store]。大きな窓が心地よい空間には、レシピやエッセイ、専門書など、古書を中心に食や暮らしにまつわる約600冊の本が並びます。店主は、[枚方 蔦屋書店]や[本と野菜 OyOy]といった書店で食関連の本を担当し、現在も店舗の選書などを手掛ける佐藤夕伽子さん。乾物などの食品や料理道具などをセレクトした一角も。

※この記事は2025年4月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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SAVVY4月号『京都さんぽ』
発売日:2025年2月21日(金)定 価:900円(税込)