関西で出合える、世界の伝統的なお菓子。なかには、珍しい名前の郷土菓子や、店オリジナルのアレンジスイーツも!各国の文化や風土から生まれた味わいを四つのお店で教えてもらいました。
卵のふわふわした食感が特徴的なカステラや、豆乳や白玉のぷるんとした食感が楽しい豆花など、お菓子によって、さまざまな口当たりを味わえる! 軽食として好きな時間に。
▶京都・三条大宮[阿嬷豆花店]で発見!
豆乳を軟らかく固め、タロイモの団子などをトッピングしたスイーツ。[阿嬷豆花店]では店主の台南出身である妻の祖母の味を出すため台湾産豆花パウダーを使用。人気は具材9種全部乗せ1,250円
小麦粉にメレンゲを加えてふわふわに焼いた、甘さ控えめな家庭のおやつ。[阿嬷豆花店]ではしっかり泡立てた卵白を使うため、エアリーな食感の中にも歯切れの良さが楽しめる。テイクアウト450円
オーナーの義祖母の味を再現
旅行中の台湾人も大絶賛!
台湾では、親だけではなく、祖父母も子育てを手伝う文化があり、「私の妻もおばあちゃんに育ててもらったそうです」と話すオーナー・山口友規さん(左奥)の妻は台南出身。慣れ親しんだ祖母のレシピを夫妻で忠実に再現し、現地さながらの豆花などが味わえるカフェを2022年に開いた。「妻の祖母の味を守るため、台湾に住む義父母に味見をしてもらうこともありますし、台湾産の食材も多く使います。台湾人の旅行者が翌日に友達を連れて来てくれることも多いですよ」。2024年には製造拠点として[台湾菓子工房]をオープン。台湾カステラや台湾パフェなど、スイーツメニューのバリエーションが広がっている。
\アレンジスイーツ発見!/
台湾パフェ
不定期で登場する1日10食限定のパフェ。仙草ゼリーに台湾紅茶のムース、鉄観音茶のマドレーヌ、タロイモやサツマイモの団子、コク深い豆乳ジェラートと台湾カステラを乗せる豪華版で、いろんな食感が次々に現われる。1,500円
写真/エレファント・タカ 取材・文/小林明子
店舗情報
阿嬷豆花店アマドウファ
- 電話番号075-366-6626
- 住所京都市中京区三条大宮町273-1
- 営業時間8:00~16:30LO
- 定休日日
- カード使用可
- 席数18
- アクセス阪急大宮駅、嵐電四条大宮駅から徒歩7分
※この記事は2025年3月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。