大通りの喧噪から少し離れた路地裏に、川沿いに……。
ちょっとミステリアスで、とびきり幸せな空間が広がっていました。
京都へ小さな旅にでかけませんか?
多彩なロゼワインと共に
色気漂うカウンター
パティシエとして活躍し、フランス菓子から現地の文化に興味を持った坂根隆文さん。毎年のように渡仏し、ビストロやカフェの「色気のある空間や過ごし方に引かれました」と話す。[Brasserie Café ONZE]、[CANTINE AU DISCO]で料理人のキャリアを積み、「ひと目見て、自分が立っている景色が浮かんだ」という物件をリノベーションして独立。
ゆったりとした大理石のカウンターに、店名ゆかりのゴールドのアイテムやドライフラワーなどが並び、新しいお店とは思えないビンテージ感を醸し出す。エレガントな空間ながら、メニューはシャルキュトリやコンフィなど骨太。「古典料理や郷土料理が好きで、自分なりに分解再構築したい」と坂根さん。約10種のグラスワインのうち3~5種を占めるほどほれ込んでいる、多彩なロゼをぜひ合わせてみたい。そして、元パティシエならではの生地作りが光るクレープやガレットも。「いろんなものが混ざることで、この店だけの情緒が生まれたら」。そこはきっと、かつて自身がフランスでシビれたすてきな場所に違いない。
店舗情報
d’orドール
- 電話番号075-600-9170
- 住所京都市東山区大和大路通四条下ル三丁目博多町63-2
- 営業時間14:00〜23:00LO
- 定休日不定
- アクセス京阪祇園四条駅から徒歩5分