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奈良・宇陀にある創業450年の本くず製造会社に勤めた経験を持つ店主の山内慎介さんが、本くずの素晴らしさや職人の技術の高さに感銘を受け、「初めての人にも魅力を広く伝えられる場所を」と、洋菓子の聖地・神戸に甘味処をオープンした。

看板菓子は、輪島塗の漆器で供される吉野本葛100%のくず切り。注文後にくず粉と水を合わせるところからスタートし、本くずの豊かな風味とコシのある弾力、つるんと滑らかな喉越しは作りたてだからこそ! 目の前で丁寧に淹れる日本茶と共にいただけば、心地よい涼感が心身を満たしてくれる。

出来たては……つるんと滑らか! 氷水できりりと冷やして供されるくず切りは、喉越しを意識してやや幅広に。上品な甘さの自家製の黒蜜との相性も良くするりと完食。お茶とセットで1,800円

日本茶は静岡産「冴え緑」をはじめ、10種類を用意。一煎、二煎と少しずつ変化する豊かな味わいを楽しんで。山内さん夫妻が現地に出向き買い付けた九谷焼の湯呑みは、宮内庁御用窯元である妙泉陶房・山本長左さんの作品。
店舗情報
神戸・栄町
甘味処 かゑで
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    神戸市中央区海岸通2-3-7
  • 営業時間
    11:00~18:00
  • 定休日
    水&不定
  • 席数
    11
  • カード使用
  • アクセス
    各線元町駅から徒歩6分
※この記事は2024年11月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)