パンの消費量が全国的にも多い滋賀県。
そのため、どのパン屋さんもおいしいのはもちろん、
さらに“食べたい!”となる魅力がありました！

#3 ボリューム満点具材のサンドに注目！

☑こぼれ落ちるボリューム系サンド店
大津［KAMEYAPAN（カメヤパン）］

栄養バランスも気にかけた
超分厚い具だくさんサンド。

北川 恵さんによるサンドイッチ専門店には、大津・伊香立の農家から仕入れるトマトなど野菜をふんだんに使ったおかず系、地元産のフルーツも使ったデザート系の計6種類が並ぶ。サンドイッチのもう一つの主役である食パンも手作り。バターと牛乳、キビ砂糖を使ったシンプルなものと、黒糖を入れた風味豊かなものの2種類を使い分け、どちらも耳までおいしいのが自慢。「お肉も野菜もたっぷりの完全食が理想」と、つい具が多くなってしまうそう。

1.写真のチェリーのほか、バナナやイチゴなど果物が替わるバリエーション豊かなサンド。アメリカンチェリーとオレオのサンド500円
2.鹿児島名物の氷スイーツのオマージュ。生クリームと粒あんがぎっしりと。なかなか店頭に並ばないレア商品。しろくまサンド500円
3.ごろごろと大きめにカットされた完熟トマトの影に隠れているのはシンプルなツナのマヨネーズあえ。トマトとツナのサラダサンド480円
4.牛肉とタマネギをしょうゆやコチュジャンなどで甘辛く炒めたプルコギと、ゆで卵、自家製ニンジンマリネなどが挟まった超厚サンド。プルコギサンド500円
5.2cmはある分厚い豚ヒレカツとたっぷりのレタスをサンド。ヒレカツとお野菜のサンド480円

写真／山崎純敬　取材・文／萩永麻由加

☑具材まで無添加、がうれしいベーグルサンド
大津［between bagel（ビトウィーン ベーグル）］

体に優しく、
おなかもしっかり満たされる！

「みんなが安心して食べられるように」と、乳製品や化学調味料は使用せず、手作りにこだわるベーグル専門店。北海道産小麦を使用しもちもちとした食感が特徴で、噛むほどに小麦の風味が感じられる。レモンクリームチーズやあんきなこなどのおやつ系から、トマトバジルチーズや明太子クリーム大葉などの総菜系まで、毎日約30種がそろう。さらに大津の［こころ農園］から直送される新鮮な野菜や、季節のフルーツを使用したボリューミーなベーグルサンドをお見逃し無く。

1.もっちり食感に焼き上げた「プレーン」で甘さ控えめに仕上げた、白あんと生クリームの特製クリームで、大きくカットしたフルーツをサンド（撮影時はメロン）。旬のフルーツサンド650円
2.「滋賀らしさを感じる商品を」と開発。近江牛の時雨煮と、ゴボウとレンコンと赤こんにゃくのきんぴらを「プレーン」でサンド。時雨煮の甘辛い味わいに、糸トウガラシのピリッとした辛味がアクセントに。近江牛きんぴらサンド750円
3.サーモンとクリームチーズに新鮮な野菜とレモン、ケイパーを、ガーリックの効いたベーグル「エブリシング」でサンド。レモンの酸味が効いてボリューミーながら、あっさりといただける。サーモンクリチサンド600円
4.自家製の照り焼きたれに一晩漬け込んだチキンをオーブンでふっくらジューシーに焼き上げて、マヨネーズであえたふわふわ食感のたまごサラダを合わせ、香ばしく焼いた「プレーン」でサンド。てりたまサンド550円

写真／原 祥子　取材・文／杉田裕路子

☑イタリアンバルが贈る大人な総菜サンド
大津［gunnii pan to cafe（グニー パン ト カフェ）］

ランチにもお酒のお供にも
心強いワザあり系

地元で評判のイタリア酒場[cosi cosi]の姉妹店とあって、まるでひと皿の料理を落とし込んだような総菜サンドがずらりと並ぶ。肉肉しいメイン食材には酸味の効いたマリネを合わせたり、ポテトサラダは地元の漬物店のしば漬を加えて風味と食感にアクセントをつけたりと、食欲をそそるひとひねりが魅力。食材やソースに合わせて使い分けるリュスティックやフォカッチャ、食パンといったベースのパンも隙なく丁寧に。町家をリノベーションした空間でイートインOKなので、ドリンクやスープと一緒に楽しんで。

1.ジャガイモとブロッコリーをジェノベーゼソースで和え、ぷりぷりのエビと共にリュスティックでサンド。組み合わせの妙が光る風味豊かな一品は、パスタのような感覚でぜひ。えびジェノヴェーゼ380円
2.コショウを利かせる合鴨の燻製に合わせたのは、ナスのバルサミコステーキ。合鴨の力強いうま味を甘酸っぱいナスが引き締め、癖のない風味のリュスティックが全体をまとめ上げる。合鴨パストラミとなすステーキ380円
3.ツナはレモンを利かせたクリームチーズを、キャロットラペはオレンジとコリアンダーを合わせ、夏らしくさっぱりとした味わいに。湯種食パン使用なので、冷蔵でもしっとり食感。ツナとキャロットラペのサンドイッチ380円

写真／伊藤 信　取材・文／本庄 彩