薪焼きとイタリア料理の技で
地元食材をおいしく昇華

シェフの谷古宇祥平さんは京都のイタリア料理店で研さんを積み、イタリア現地のレストランで１年間勤めたことも。さらに「調理するだけでなく、ーから野菜を作りたい」と、京都・京北町で３年間農業に従事。縁あってこの地にオープンした自身の店では、食材と真剣に向き合い、うま味を引き出す薪火料理をスペシャリテに。

天然ビワマスをもち麦や長イモと合わせてタルタルにしたり、琵琶湖の鮎はキュウリやカラスミを加えリングイネにするなど、おなじみの地元食材が、イタリア料理の技法を用いて違った顔に。イタリア産を中心に数百本そろうナチュラルワインと共に料理を楽しんで。

カウンター前には薪火台が設置されている。健康に育った良質な牛肉を扱う京都［南山］厳選の赤身牛の薪火焼き・熟成バルサミコ添え300g5,800円。

害魚と言われるビワスズキ（ブラックバス）だが、実は臭みがなく、淡泊な味わい。ビワスズキとズッキーニのスパゲッティーニ1,800円。ナチュラルワイン・グラス1,100円～は、客が自らセラーに入って選ぶこともできる。

※この記事は2024年9月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。