数種のカレーをダルやパルップ(豆のスープ)、おかずと混ぜていただく南インド、ネパールの定食をお手軽に。京都・大阪・奈良の“ミールス”と“ダルバート”をご紹介!
vol.5 ますます身近に! “ミールス”と“ダルバート”
みんな大好きアジアごはんのトレンドをぎゅっと集めました!
今日からのランチの参考に。
奈良・近鉄奈良[toi印食店(トイいんしょくてん)]
奈良の地野菜で表現する
インドへの探究心
奈良のインドレストランで料理長を務める傍ら、南インド料理を研究した店主・TAMTAMさんが2021年にオープン。奈良の野菜は南インド料理とも相性が良く、大和まななど珍しいものも含む地野菜を種類豊富に盛り込む。冬季にはインド北部の味に近づけ、どの季節でもおいしく感じられる工夫も。インドへのリスペクトが詰まった一皿だ。
TODAY’S THALI Curry
3種のカレーにダル、サンバル(豆と野菜のカレー)、7種のおかずがセットで2,300円。取材時は大和まなと小松菜のサグチキン(チキンカレー)、フィッシュカレーなど。
- 電話番号なし
- 住所奈良市花芝町30-3
- 営業時間11:30~14:30(金・土のみ17:30~20:00も営業※売り切れ次第終了)全てLO
- 定休日日・月&不定
- カード使用不可
- 席数14
- アクセス近鉄奈良駅から徒歩2分
大阪・梅田[ERICK SOUTH(エリック サウス)]
梅田でサクッと!
本格インドの味
南インド料理の人気に火を付けた東京のパイオニアによる、西天満店に続く関西2号店。本格的なミールスがターミナル駅の梅田でも味わえると話題! カレーやビリヤニなど、インドの定番料理を楽しめる。ミールスはカレーが8種から選べ、ラッサム(酸味の効いたスープ)、ヨーグルトなどがセットに。異なる味わいと食感を楽しんで。
ランチミールス
ダール(豆のカレー)、サンバルのカレー2種と、ラッサム(野菜のスープ)、ヨーグルト、パパド(豆の粉の薄焼き煎餅)などがセットに。1,470円
- 電話番号06-6136-7004
- 住所大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館B1
- 営業時間11:00~21:00LO
- 定休日不定
- カード使用可
- 席数12
- アクセスJR大阪駅から徒歩3分
大阪・中津[月と太陽]
豊かな香りと味わいの、
特別なダルバート
中津[梵平]や[ダイヤモンドビリヤニ]を展開する奥山浩平さんによるネパール料理専門店。ダルはニンニクやヒマラヤネギの香味を利かせて、タルカリ(おかず)やアチャール(漬物)もスパイスを駆使して、多彩な味わいに。ネパールの定番食材・水牛を国内で唯一育てる生産者と取り引きしており、貴重な国産水牛のカレーも味わえる。
月と太陽のダルバート
タルカリ10種1,380円。取材時はチキンカレー、タケノコとジャガイモのタルカリなど。水牛カレー(上)は+800円
- 電話番号06-6375-1911
- 住所大阪市北区中津3-18-18
- 営業時間11:00~14:30、17:00~21:00※共に売り切れ次第終了
- 定休日火
- カード使用可
- 席数18
- アクセス阪急中津駅から徒歩すぐ
京都・浄土寺[spice curry kila(スパイスカレー キラ)]
月に2回だけ合える
インドの家庭の味
出会う前からそれぞれインドを旅していた中山朋宏さん・真理子さん夫妻。南インド・チェンナイの地元の住人から教わった料理を日本でも広めたいと、創作アジア料理店を毎月2度間借りし、ミールスをふるまっている。京都の大原や奈良の明日香村などを巡り、常に旬の野菜を取り入れたひと皿は一期一会。次回の予約を取って帰る常連も多いため、予約がベター。
ベジミールス
取材時はナスのティーエル(酸味のあるカレー)、ビーツのキッチャディ(ヨーグルトサラダ)、など、初夏らしい内容に。1,600円
- 電話番号なし
- 住所京都市左京区浄土寺西田町114-6(asian chample food goya内)
- 営業時間12:00~15:00LO
- 定休日第2・4水のみ営業(不定営業、休あり)
- カード使用可
- 席数26
- アクセス市バス「北白川」バス停から徒歩2分
奈良・近鉄奈良[菩薩咖喱(ぼさつかりい)]
“菩薩”のような
優しい味わいに癒やされる
カレーの食べ歩きが趣味だった店主の吉村萌々さんが、イベント出店を経て2020年、「奈良をカレーの総本山に」を合い言葉に開いた、奈良市内初のダルバート専門店。なるべく奈良の食材をと、近郊の野菜をたっぷり使用。目にも鮮やかなおかずやだしを使ったカレーが心も身体も癒やしてくれそう。2022年にならまちに移転。スパイスキットも販売している。
ダルバート
日替わりのカレーにダル、季節のおかず約15品が付いて1,600円。取材時は、菩薩チキンとクアトロ出汁カリー。野菜をたっぷりいただけるのがうれしい。
- 電話番号なし
- 住所奈良市薬師堂町21
- 営業時間11:30~15:00LO
- 定休日月・火(祝の場合は営業、代休あり)
- カード使用不可
- 席数18
- アクセス奈良交通バス「福智院町」バス停から徒歩5分
京都・烏丸御池[TADKA1(タルカワン)]
レジェンド店で手軽に味わう
ランチミールス
人気店となった今も毎年南インドに足を運ぶ店主の小此木 大さん。現地の調理法に基づいてココナツオイルやゴマ油、ピーナツオイルなど油まで使い分ける、食べ疲れのしない味わいにファン多し。近郊で採れた有機栽培野菜の素材のうま味も堪能できる。ミールスは1号店での提供で、近くには「南インドの少し良いレストラン」をイメージした2号店[TADKA2]も。
ベジミールス
サンバルなどの野菜のカレーや料理は日によって内容は異なる。1,650円。南インドのポピュラーなパン、パロタ250円を付けても。
- 電話番号075-212-8872
- 住所京都市中京区押小路通高倉西入ル左京町138
- 営業時間12:00~15:30LO
- 定休日日・月
- カード使用不可
- 席数18
- アクセス地下鉄烏丸御池駅から徒歩5分
大阪・肥後橋[COCOBANANA(ココバナナ)]
インド風クレープ、
“ドーサ”と一緒に!
ドバイの南インド料理店でシェフを務めていたオーナーがオープン。お薦めは、現地で主に朝食として食べられているドーサとのセット。ドーサは豆と粉をすりつぶして発酵させた生地を、外はサクサク、中はもちもちのクレープ状に焼き上げたもの。一見ボリューム満点でも、辛さ控えめで軽やかなカレーに付けていただけば、一皿ぺろり。
ミールス&ドーサセット
バスマティライスもセットなので、ドーサとの食べ比べも楽しい。チキンカレーとサンバル(豆と野菜のカレー)、4種のおかず付き。1,300円
- 電話番号06-6136-7454
- 住所大阪市西区江戸堀2-7-4 エスポアール江戸堀1F
- 営業時間11:00~15:00、17:00~22:30共にLO
- 定休日なし
- カード使用可
- 席数15
- アクセス大阪メトロ肥後橋駅から徒歩11分
写真/エレファント・タカ 沖本 明 西島 渚
取材・文/SAVVY編集部