2024年3月にリニューアルオープンした、[ウェスティンホテル大阪]のレストラン[アマデウス]。美しい庭園に囲まれた緑いっぱいの空間と、目にもおいしい花のランチコースで、至福のひと時を。
“食べ頃”の花だけを使った
ぜいたくで麗しい新コース
[ウェスティンホテル大阪]の1階にあり、2024年春にリニューアルオープンした[アマデウス]。抜け感のある空間で、どの席からも庭園の緑を感じられるレストランへと生まれ変わった。また、新たにスタートしたのが、一皿ごとに「わぁっ」と歓声をあげてしまうかわいい花尽くしの“Cute French”コース。ローズマリー、ミブナ、ハコベ、アリッサム……と、皿を彩るフレッシュな花やハーブは、[アマデウス]のシェフ・市川浩平さんが、実際の畑をイメージしながら盛り付ける。さらに、「開く直前の花や新芽はえぐみがなく、優しい苦味や辛味が特徴。咲ききってしまうとフレーバーが変わるので、収穫のタイミングが勝負。料理によって花の風味、量も加減しています」と、見た目だけでなく、その味わいまで繊細! そしてうれしいのが、フラワーゼリーやバラの形のスイートポテトなど、花モチーフのスイーツに目移りしそうなブッフェスタイルのデザート。トッピング用のエディブルフラワーで、オンリーワンのデコレーションを楽しんで。
“Cute”でみずみずしい前菜は
アフタヌーンティースタンドで
AMUSE
アミューズには、カラシミズナの穂先や花、ローズマリーの花を添えて。フルーツトマトの蜂蜜マリネはスイーツ感覚の一品。粒状のグレープフルーツの酸味と苦味がアクセントに。
小さなアレンジメントに隠れた
濃厚な味わいのモリーユ茸
ENTRÉE
スタンドの下段、絵画のような一皿は、市川シェフのシグネチャーディッシュ。ジャガイモのピューレを絞ったモリーユ茸には、オリーブオイルと生クリームのミルキーなソースを。
ヒナドリのうま味を引き立てる
グリーンのグラデーション
VIANDE
希少なフランス産のヒナドリは、ムネ肉をしっとりと火入れし、モモ肉をアカザエビを巻き込み調理。ハーブはローズマリーやハコベ、アリッサムなど風味や色が同系統のものを。
最後には自らの手で
花をトッピング!
DESSERT
20種類のスイーツブッフェにも花のモチーフがふんだんに。「誰かにプレゼントしたくなるような、華やぎのあるスイーツです」と、シェフパティシエの山口慎吾さん。ブッフェ台にはエディブルフラワーも。自分のセンスで自由に盛り付けて。
Cute French
8,500円(サ込み) ※メニューは取材時のもの
AMUSE
アネット香るサクラマスと
イジニー産フロマージュブランのムースリーヌ
18ヶ月熟成パルメジャーノと
アオリイカのグルマンディーズ 葉桜とバジルのペースト
エストラゴンとトマト オマール海老のプティ・ブール
ペドロ・ヒメネスヴィネガーとバニュルスの
フォアグラタルティーヌ 春キャベツのクリスタリーヌ
パンプルムースとフルーツトマトの蜂蜜マリネ
ENTRÉE
ホワイトアスパラガスとモリーユ茸
春野菜のコンポジション
シャトーシャロンとミモザのアンプレッショニズム
VIANDE
フランス ドンブ産雛鳥のロティ
マデラとトリュフ香るジュドコクレ
ミルキーなラングスティーヌのエミュリッションと共に
DESSERT&CAFE
スイーツブッフェ コーヒー・紅茶
現在、モーニング、ランチ、カフェのみ営業中。“Cute French”コースはランチタイムのみでの提供で、予約がベター。
- 電話番号06-6440-1062
- 住所大阪市北区大淀中1-1-20 ウェスティンホテル大阪1F
- 営業時間7:00〜10:30、11:30〜14:00、14:00〜16:30全てLO
- 定休日なし
- カード使用可
- 席数64
- アクセスJR大阪駅から徒歩7分
写真/沖本 明 取材・文/天見真里子