2024年京都でランチをするなら、野菜をもりもり食べられる定食、名店から独立したシェフによる洋食、ちょっとリッチな本格イタリアンがキテいます！全3回で、《定食・洋食・イタリアン》のお薦めランチをご紹介！

#3 イタリアン編 〜“about 3,000円” ちょっとリッチなコースを狙え！〜

手仕事の魅力が詰まったふんわり食感のパスタ
☑[Trattoria Annamaria]のAランチ

店主・片桐祐樹さんは、北イタリア・モデナにある郷土料理の名店［アンティカ・モカ］で修業。絶品の手打ちパスタを指南してくれたシェフ・アンナマリアさんの名を店名にした。マシンを使わず麺棒だけで生地を約1㎜の薄さに伸ばす名物のタリアテッレは、ふわっとエアリーで粉のうま味がしっかり。厚みをあえて不均一にし、食感に奥行きを出しているのも手仕事ならでは。表現の幅を広げるため日本料理の経験も積んだとあって、前菜盛り合わせなどの華やかな一皿も印象的。

写真／エレファント・タカ　取材・文／本庄彩

イタリア20州をぐるり! 郷土料理の魅力を発信
☑[Centro]の郷土料理ランチコース

堀川御池［イルヴィアーレ］グループで10年にわたって腕を磨いた田中脩平さん・菜未さん夫妻が御所西で独立。「イタリア郷土料理の、飾り気のない素朴なおいしさを知ってもらえたら」と、全20州を巡る月替わりのランチコース（1日10食限定）を提案する。世界的な観光地を擁する州から知る人ぞ知る州まで、しっかりと深掘り。お皿を通して、イタリアを旅するような気分を楽しんで。新鮮な野菜やハーブの一部は京丹波の畑で田中さん自ら手掛け、コースを引き立てる名脇役に。

写真／エレファント・タカ　取材・文／本庄彩

自家製フレッシュパスタが自慢のイタリアンが関西初上陸！
☑[LINA STORES]のPRANZO DA LINA

ロンドンで1944年創業の老舗イタリアンレストランの国内3号店。ピスタチオグリーンをキーカラーにした内装や、ライブ感あるシアターキッチン、「こんにちは」と出迎えてくれるフレンドリーな接客まで、ソーホーにある本店のスタイルをそのまま継承する。名物は、手作りのフレッシュパスタ。リガトーニやカサレッチェなど、それぞれのパスタの特徴に合わせたソースで楽しめる。前菜、パスタは各4種類、ドリンクは3種類から選べるプリフィクスのランチは17時LOなので、遅めのランチにもぜひ。

写真／大島拓也　取材・文／天見真里子