2024年京都でランチをするなら、野菜をもりもり食べられる定食、名店から独立したシェフによる洋食、ちょっとリッチな本格イタリアンがキテいます!全3回で、《定食・洋食・イタリアン》のお薦めランチをご紹介!
#2 洋食編 〜名店出身シェフのハンバーグを狙え!〜
数あるアイデアから組み立てる、
和の要素ありな洋食を新定番に
☑[洋食堂のろ]の五里霧中ランチ
野呂和美さん率いる[リストランテ野呂]の姉妹店。イタリアンが軸の本店に対し、こちらは経験豊富なシェフ・河野竜二さんのアイデアを散りばめた、新感覚の洋食がテーマに。屋号を冠した煮込みハンバーグは、本店の名物であるメンチカツをオマージュして、九州の尾崎牛と幸福豚の合いびきを使用。凝縮感のある肉の味わいに、赤みそを隠し味に忍ばせたデミグラスソースと黄身がからんで思わず頬が緩む。聞けば日本酒にも合うそうで……ディナー遣いにも誘惑される、そんな逸品。
写真/田中慶一 取材・文/SAVVY
- 電話番号075-746-6900
- 住所京都市中京区玉蔵町115-1 WAKOビル1F
- 営業時間11:30~13:00、17:00~20:00共にLO
- 定休日月&火不定
- カード使用可
- 席数14
- アクセス地下鉄烏丸御池駅から徒歩6分
こだわり素材のソースがメインのおいしさを引き立てる
☑[洋食とワイン Ao]のアオ メインランチコース
「洋食は身近な料理だから挑戦してみたかった」と、烏丸御池のイタリアン[Lino]オーナー・岩井永吉さんが、[Lino]スーシェフの畠山大輝さんをシェフに招き、3号店をオープン。前菜に魚や野菜を使ってイタリアンのエッセンスも織り交ぜつつ、看板料理3品を楽しめるプレートはランチ限定のひと皿。黒毛和牛100%ハンバーグに、ウニクリームコロッケ、天使のエビフライと、どれも主役級の顔ぶれだ。コロッケには大葉のジェノベーゼソースを、海老フライには西京みそ入りタルタルソースを付けて。
写真/竹田俊吾 取材・文/SAVVY
- 電話番号075-253-6089
- 住所京都市中京区三条烏丸西入ル御倉町73 ファーストコートビル1F
- 営業時間12:00~13:30(土・日・祝のみ)、17:30~22:30(土・日・祝~21:00)全てLO
- 定休日火&不定
- カード使用可
- 席数15
- アクセス地下鉄烏丸御池駅から徒歩2分
手間をかけているからこそ肉のうま味をさらに底上げ
☑[洋食屋なかご]のハンバーグセット
ここは松原御幸町にある、再生プロジェクトで改装された長屋が並ぶ路地の奥。長崎のフレンチや烏丸御池[ビストロ・セプト]で修業を積んだシェフ・松本奈火吾さんの“街の洋食屋”が誕生した。「食材にこだわり過ぎると値段が上がってしまうじゃないですか? 高級レストランではないし、それは嫌なんですよね」と笑う松本さん。ビターなデミグラスソースは、牛スジや鶏ガラ、タマネギなどを10日間ほどかけて煮込んだベースで仕上げるなど、その熱量に心も胃袋も掴まれてしまうはず。
写真/わたなべよしこ 取材・文/SAVVY
- 電話番号075-600-9655
- 住所京都市下京区松原通御幸町西入ルもみじの少路H-8
- 営業時間11:30~、17:30~共に売り切れ次第終了(電話にて要予約)
- 定休日水
- カード使用可
- 席数20
- アクセス京阪清水五条駅から徒歩9分