洋食の料理人だったときにそばのとりこになり、信楽の名店[黒田園]で修業した吉田健人さん(右)。間借り営業を経て、大学時代に知り合った陶芸家・斎藤アンドリュウ壮さん(左)とそば屋[sonoba]&陶芸スタジオ[DONOMA studio]をオープンさせた。
仲間の手を借りつつリノベーションした空間は、客席を挟んで右がそば打ち場、左が陶房。双方で、日々“練り”の作業が繰り広げられている。北海道黒松町で栽培されている貴重な奈川在来種を使うそばは、そば粉10に対してつなぎを1加える“外一”。利尻昆布を多めに使うまろやかなだしと相まって、そばの香りや甘みを堪能できる。
低温調理でしっとり食感に仕上げた鴨肉と、香ばしく焼いたネギをのせた鴨南蛮1,800円。溶き卵にそばつゆを加えてふっくら焼き上げただし巻き800円には、おろしを添えて。
[sonoba]で使われる器のほか、店内にはそばちょこや皿など斎藤さんの作品が展示されていて、多くは購入可。オーダーメイドもできる。
斎藤さんの工房[DONOMA studio]では、ろくろ体験、マーブル粘土体験などのワークショップを随時実施。1時間6,500円~
写真/エレファント・タカ 取材・文/小林明子
店舗情報
sonobaソノバ
- 電話番号080-6647-7271
- 住所京都市下京区本塩竈町533-3
- 営業時間11:30~15:00※売り切れ次第終了、工房〜18:00
- 定休日不定
- クレジットカード使用可
- 席数13
- アクセス地下鉄五条駅から徒歩7分
※この記事は2024年4月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。