大阪・十三、京都・大山崎で焼き菓子専門のカフェ［fuminote］を営んできた店主・横尾文恵さん。「幼い頃、父によく喫茶店に連れて行ってもらっていました」と、長年夢だった喫茶店を西元町駅直結の地下街にてオープンした。以前から信頼を寄せる人たちと共に作り上げる店内にはムーディーなジャズが流れ、横尾さんがほれ込んだ東京・浅草のベーカリー［ペリカン］の食パンを使ったトーストや、喫茶店を始めたときのために試作を重ねてきたプリンなどが楽しめる。長年のファンも多い焼き菓子店の新しい挑戦に、興味津々のお客も多いそう。

［ペリカン］の食パンの上に木次乳業の無塩のモッツァレラチーズと有塩のバターをのせた、木次モッツァレラチーズ＆塩バター550円。お供には、京都・西京極の[WESTEND COFFEE ROASTERS]と作ったオリジナルのブレンドコーヒー380円をどうぞ。

店主・横尾さんの究極の一品であるプリン350円は、付き合いの長い淡路島の北坂養鶏場の卵、島根県の木次牛乳、大阪の［鴻商店］の砂糖を使用。ミルキーでなめらかな舌触りが魅力。

移動古書店［KOSHO-RI］の本や、横尾さんお気に入りのジャズのCDコレクションもずらり。

写真／竹田俊吾　取材・文／SAVVY

※この記事は2024年3月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。