名店で見つけた、華麗なカレー中華
大阪・北浜[中国料理 龍門]の天津カレー炒飯
レトロビル地下にあるこちら、二代目の秋元長永さん夫妻と、フリーアナウンサーでもある妹の英子さんが営む町中華だ。45年前の創業当時からあったカレー炒飯をアレンジしたのが天津カレー炒飯。もともと常連客が「カレー炒飯に天津飯みたいに卵のせて」と注文をしたのが始まりだ。これが大人気メニューとなったのは、有名ブロガー・M三郎さんがSNSで紹介してからだそうで。確かにインパクトあるビジュアルと、ボリューム感。1日7~8升の米を炊いて、炒飯を大量に仕込む。注文が入る都度、カレー粉、砂糖などで味付け。塩コショウなどを加えた溶き卵は、なんと一人前3個分で作るという。刻みネギを忍ばせ、ふわふわとろける食感に仕上げて、カレー炒飯の上にのせるだけ。
あんはかけず、こんもり分厚い卵で覆い尽くしてあるため、卵飯状態のそれをスプーンで崩せば、ふわりとカレーの風味が沸き立つ。程よい刺激のカレー味とマイルドな卵の味わいで、もりもりかき込むように食べて、あっという間に完食してしまううまさだ。
写真/エレファント・タカ 取材・文/曽束政昭
店舗情報
中国料理 龍門りゅうもん
- 電話番号06-6203-7870
- 住所大阪市中央区伏見町2-2-6 青山ビルB1
- 営業時間11:00~13:30、17:30~20:00共にLO
- 定休日土・日・祝
- クレジットカード使用可(夜のみ)
- アクセス各線北浜駅から徒歩すぐ
※この記事は2023年9月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。