濃厚すぎる!? お茶のかき氷
神戸・住吉［Bean to bar chocolate NAGANO（ビーントゥバー チョコレート ナガノ）］の抹茶かき氷と焙じ茶かき氷

ビーントゥバーのチョコに使用するこだわりの抹茶と焙じ茶を、
たっぷりと丁寧に点てた濃い茶を、氷に仕立てて……。
凝縮したうま味や香りが口溶けと共に広がります！

カカオの味に魅せられた長野亘孝さんが「もっと日常的にカカオのおいしさに出合ってほしい」と夫婦で切り盛りするショコラトリー。ガーナ、ベトナム、タンザニア、メキシコ、コスタリカから厳選したカカオ豆に、それぞれに適した焙煎を施しながら作るチョコは、カカオ分60％以上の大人味のタブレットのほか、グルテンフリーの生ガトーショコラ、カカオシェイク、ジェラートといった多彩なメニューでも人気を呼んでいる。そのなかで、チョコレートに加えて長野さんが当初から注力しているのが、カカオと同じく「苦味やうま味、香りに個性が際立つ素材」であるお茶の活用だ。

2023年5月からスタートしたカフェ営業でも、主軸に据えたのはお茶を使うメニュー。「暑い季節にも楽しめるものを」と提案するかき氷は、抹茶味とほうじ茶味の２種。いずれもチョコにも使う京都の老舗茶舗［山政小山園］の茶葉を使用する。かき氷作りは、それぞれお茶を点てるところから始まり、抹茶なら、薄茶と濃茶の間くらいの濃さの茶を茶せんで丁寧に点てたものをそのまま氷に。削る厚さを変えることで、ふんわり&しっとりの食感のコントラストが生まれ、ただでさえ濃厚なお茶の香りがより重奏的に！ 飲むだけでは味わえないお茶の魅力に気付けるはず。

※この記事は2023年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。