IMG_3285

編集長の竹村です。

仕事柄なのか、街づくりのシンポジウムや、
公園などの公共空間をどう有効活用するか、みたいな場に呼ばれることがあります。

そういうことを問われたときに、
いつも答えは同じで、
いきなり結論を言うと

「なにもしなくていい。なにも作らなくていい」

です。
あくまで個人的な意見ですが。

まぁ、その場所や条件によって、
一概には言えない部分は多々あるのですけれども。
なにかしら、そこの場所に意味を持たせたがったり、
目的のある施設を作らなければと考えたり。

あ、もちろん
なにもしなくていい、というのは放置して荒れ放題という意味ではなくて
乱れないように管理はした方がいいとは思います。
(防犯上の問題とか、害虫や雑草の問題とかいろいろありますしね)

とある行政の人に、問われたときに
『ドラえもん』にでてくる土管の空き地をつくったらどうか、
と言ったこともあります。

ああいう、宙ぶらりんの場所が必要かなとも思います。
公園にも遊具とかはいらなくて
(対象年齢は00歳とか、使い方間違うと怪我するよ!みたいな張り紙をバリバリ貼るくらいなら)
単なる野っ原を作って、自由に遊ばせたほうがいいのではないかと。
子どもも大人も、だだっ広いとこに行くと、急に走り出したりしませんか。
なにかわかりませんが、本能に訴えかける魅力が野っ原にある気がします。

都市部は空間があまり残ってないので、
一見無意味な場所を作るのは、難しいかもですけれど。

そんな中、最後の聖地と思っているのが河原です。
河原は、いろんな人がいろんなことをしていて面白いです。
キャッチボールとかテニスの練習をしてるひと。
吹奏楽の練習をしている学生。
犬の散歩の人、ランナー。

先日は、日焼けをするためだと思われる
ビキニのお姉さんたちが寝っ転がっていてびっくりしました。

統一感はまるでないけれど、
そのカオスさを認めることがダイバーシティではないでしょうか。
(迷惑行為はいけませんよー)

なんか真面目な話になってしまった、お盆明けでした。
それではどうぞよろしくお願いします。

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は8/26(金)更新予定です。
過去記事は、ハッシュタグ #編集長日記 をクリック。

Share
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
SAVVY5月号『北摂2024』
発売日 2024年3月23日(土)定 価 900円(税込)