SAVVY.jpの竹村です。
地域を巻き込んでの芸術祭も、すっかり根付いてきました。
そのエリアならでは、その時にしか現れないアート空間。
現地に行く、そこでしか体験できないことに価値を見いだすことが、
なんでも繋がる時代だからこそ大事になってきている気がします。
さて、ようやく暑さも落ち着いてきた頃合いです。
琵琶湖の東で、11回目を迎える『BIWAKOビエンナーレ』が開催中です。
ちらりと覗いてきたのでご報告です。
近江八幡旧市街地エリア、長命寺エリア、沖島エリアと、
3エリアに分かれている今回のビエンナーレ。
まず向かったのは、長命寺エリア。
西国三十三所第31番札所として知られる長命寺。
琵琶湖岸から、急坂をぐいぐいと上っていきます。
ようやく駐車場に着いたと思ったら、そこから石段が!
昔は車もなかったから、歩いて上っていたかと思うとありがたみが増します。
3名の作家の作品が展示してあります。
あえて詳しくは言いませんが(やはり、現地で自分の目で感じるのが一番だと思うので)、
ひっそりと溶け込んでいる作品もあって、
宝探し的なおもしろさもあります。
なにより琵琶湖が一望できる風景自体がアートです。
長命寺から湖岸に降りた[369Terrace Café]にも、作品がありますので、
お茶がてらに立ち寄ってみるのもいいですね。
テラスがとても気持ちいいです。
個人的に、空が広い空間が好きです。
かといって、海の水平線のようにどこまでも広がっていると不安になるので、
これくらいの感じが良いですね。(わがまま)
さて、少し移動して近江八幡旧市街地エリアへ。
こちらは、瓦屋根の建物が連なる風光明媚な場所。
近江商人として名を馳せた豪商の旧家などが並んでいます。
そんな街並みの中に、アート作品が点在しています。
趣ある邸宅の中に展示されている作品も多いので、
アート作品に加えて、建物を楽しむのもいいですね。
どんな見方をしても、どんな感じ方をしてもいいと思うのですが、
アーティストを含めていろんな背景を知っておくとより、楽しめるんじゃないでしょうか。
ここ最近、リベラルアーツがこれからの時代はとても重要なんじゃないか、と思っているところもあるので、余計にそう感じちゃうのかもしれませんが。
特に御託を並べずとも、「うぉー、すげー」っていうのも、もちろんありです。
万博の大屋根リングみたいに、行ってみたら想像以上に大きかった、っていうのも
現地でしか感じられないことですので。
時間の都合上、沖島エリアには伺えませんでしたが、
機会をみて行ってみたいと思います。
近くには、たねや、クラブハリエの[ラ コリーナ近江八幡]もありますから。
おいしいもの目当てもあると行きやすいかもしれませんし。
それではどうぞよろしくおねがいします。
[BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”]
公式HP:https://energyfield.org/biwakobiennale/
会場:滋賀県 近江八幡旧市街地、長命寺、沖島など
会期:開催中〜11月16日(日)
※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は10/17(金)予定です
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