SAVVY.jpの竹村です。
お米問題に揺れに揺れた半年間でした。
改めてお米の大切さや、米農家のことを考えた人も多かったのではないでしょうか。
田植え体験に行ったことあるよー、稲刈り体験に行ったことあるよーという人もいると思います。
とはいえ、都会に住んでいるとやはり田んぼのことはちょっと遠い話になりがちです。
(都会とはいえ、大阪市内含めて近郊にけっこう田んぼはあるんですけどね)
そんなことを考えていたら、
「農家宿泊滞在施設を作りました!」と、京都で[泊まれる雑誌マガザンキョウト]を主催する岩崎達也さんから連絡が入りました。
連絡が入りました、というか去年からクラファンをされていたので知ってはいたのですが。
岩崎さんの実家は、米農家。
米農家といっても、酒米の農家。
酒米と言えばの山田錦、しかも特A地区に指定されている場所。
名だたる酒蔵に、酒米を供給する土地だけれども、
高齢化や少子化で、後継者問題が課題になっているのも事実。
しかし、この土地の文化や酒米作りを絶やしたくないと、持続可能なモデルはできないか、と考えたのが、農家宿泊滞在施設だった。
実家の米農家を宿泊施設に大改装。
懐かしい部分は残しつつも、モダンな雰囲気も取り入れて、すてきな空間になっています。
岩崎さんのお父さん渾身の、空間に良い意味で違和感を醸し出している音響システムもあります。
ちなみに、お父さんに聞くと懇切丁寧に説明してくれます。
荘厳な音楽を聴いたほうが良かったのかもしれませんが、普通にポップスを流してしまいました。それでも、なんか「おお」となりました。
宿は、1棟貸しで「ゆったり過ごして欲しい」というスタイル。
確かに、周りは田んぼだらけ。
(車でちょっと行けばスーパーとかドラッグストアとかいろいろあります)
ゆったりと音楽を聞くのも良いと思います。
夜は、地元の土着料理をいただきながら、日本酒をいただけます。
(行ったときは、かしわのすき焼きでした)
オールインクルーシブなので、気兼ねなくどうぞ。
そして、お米は羽釜で炊く山田錦。
酒米なので、食用としては本来は向かないのですが、
ちょっとしたコツでおいしくいただけるそうで。
粒が大きい!
ゆるりと夜が更けたら、稲わらベッドで寝ましょう。
チクチクしそうな感じですが、いやそんなことはなくて。
ふわっと沈み込む感じも心地よくて。
ハイジでこういう場面があったような。
さて、すっきり目覚めたら、
用意された野良着に着替えて、いざ農家体験。
その前に近くの[八雲社]へ。
凜とした空気が心地よい。
さてさて、いよいよ農家体験。
作業は季節や状況によって変わるそうで、お父さんが丁寧に教えてくれます。
この日はトラクターで土起こしと、あぜの草刈り。
トラクター初体験で、テンションが上がりました。
アクセル操作ではなくクラッチ操作で進むというのが発見でした。
(慣れれば操作はそんなに難しくなかったです)
あれこれ作業をしていると、あっという間に昼になってしまいました。
岩崎さん曰く、「農作業を終わって、シャワーして昼寝してから帰ってもらう、くらいの時間の流れがあるといいと思ってます」と。
滞在型と標榜してるだけあって、暮らすように何日かいるのも良いなと思いました。
ワーケーションできるように、wifiも机も完備されてます。
期間限定の移住という捉え方もいいなぁ、と思いました。
8月から宿泊予約が開始されていますので、一度覗いてみてはどうでしょう。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
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