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SAVVY.jpの竹村です。

夏休みに入って、万博も折り返し。
行かれる方は、熱中症にお気をつけ下さいませ。
花火がすごいらしいですが、まだ見れてません。

さて、万博ではパビリオンに加えて、グルメも注目されてますよね。
通期パスを持ってるリピーターの中には、ご飯だけ食べに行きます、なんて人もいるようです。
なかなか行けない国の料理は、確かに食べてみたい。
国内のブースでも、ここでしか食べられないグルメが目白押しです。
そんな中から、大阪ヘルスケアパビリオン内にある[Q・B・Bこれもいいキッチン]に行ってきました。
行った理由は、メニュー監修をした京都[祇園 さゝ木]の佐々木 浩さんがブースに視察に来ると聞いたからです。
あわせて開発の経緯や裏話なども聞いてきました。

[Q・B・Bこれもいいキッチン]では、未来のことを考えて、牛に頼らないチーズを使ったビーガンメニューを出されています。
担当の方に聞くと、「そこまで大きくビーガンを謳ってないんですが、海外の方がけっこう来てくれてます。海外パビリオンのスタッフが何度も来てくれてたりもしますよ」とのこと。

ビーガンとなると、ちょっと意識高い感じになりがちだけど、
そうはしたくなかったそうで、確かにメニューを見てもポップでカラフル。
大きくビーガンとも書いてないので知らずに頼む人もいそう。

そんなメニューを佐々木さんは、どうやって作ったのか。
「ぶっちゃけ、作り手としてはうまく落とし込めるか? って思いました。なぜなら普段のお店ではまったくビーガンを意識してないですからね。ただ、和食の人がサンドイッチを作ったらどうやろ? っていうアイデアは最初からありました」
なるほど、他にも「大阪やから、たこ焼きやろっていうのも」と笑う佐々木さん。
アイデアをいっぱいだして削り、試食を繰り返して、今のメニューに落ち着いたという。
近くにいたスタッフを指さして「もうすっかり試食のプロやもんな」と。
この話が始まったのは2年程前のことらしく、確かに試食の数もすごそう。

「Q・B・Bさんからいろんなビーガン食材の提案もあったし、肉の代わりになる野菜を探すのは面白かったですね」
ビーガンの知識を得るために本を読んだり、専門のレストランにいったりもしたという。
そして当初からの目標である「おいしくて、楽しいメニュー」が完成したという。
「やっぱり牛は育てるのも大変だし、ロスも多いから」これからの食を考えると、ビーガンを意識していくことは大事だと、真面目な顔に戻る佐々木さん。
「最近の異常気象とか、日本の食材自給率とか、そういうのをちゃんと考えばアカン」と。

おいしくたのしく考える。
未来がテーマでもある万博。
生きることには必要な食べることから考えるのもありだなと思いました。

話はズレますが、達人の話はとかく面白いですね。

これもスパイシーカツ

これもオムキーマカレー

それではどうぞよろしくお願いいたします。

[Q・B・Bこれもいいキッチン]公式HP
https://expo2025.qbb.co.jp/

※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は8/8(金)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #編集日記 #編集長日記 をクリック。

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発売日:2025年7月23日(水)定 価:900円(税込)