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SAVVY.jpの竹村です。

NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』が、盛り上がっています。
主人公のぶがよく言う「たまるかー!」は、そんなに盛り上がっていない気もしますが。
それはさておき、ドラマの舞台は高知県。

そんな南国高知に開業して約1年の[OMO7高知 by 星野リゾート]へ、
早めの夏休み感覚で行ってきましたので、ここにご報告します。

高知に来るのは、都合10回目くらいだと思いますが、
高知市内で、ちゃんと滞在するのは3回目くらいかもしれません。
なにせ高知県、横にびよーんと広いですから。

そして6月だというのに、ザ・南国日和でした。
ホテルにチェックインする前に、とりあえず街をぐるりと散策。
路面電車が走る街って、なんか良いですよね。
そして特に城マニアではないけれど、とりあえず城があれば行く。

高知城は、木造の本丸御殿が残っている日本唯一の城。
なんだかありがたいです。(看板に書いてあった知識です)
もちろん三大○○名所の、はりまや橋にも立ち寄りましょう。
(諸説ありますが、残りの2つは、長崎のオランダ坂と札幌の時計台)
昔見たときより、なんだか小綺麗になってました。

のどかな街を散策して、いざホテルへ。
高知市内で一番高いという建物なので、遠くからでもわかります。
横にある川には小舟が浮かんでいて、なかなか情緒深い。
さて、エントランスを入ると木彫りの土佐犬がお出迎え。
作家・はしもとみおさんの作品で、後ほども出てきます。
ロビーは、90年代ぽいモダンな外観から一転、木を多用して囲まれるような空間です。
でも、窓が大きいのでとても明るい。
さっそく[OMO]シリーズならではのご近所マップで、
スタッフが街の説明とお薦め先を教えてくれます。

今の時期は、ドラマ『あんぱん』にちなんだお薦め先もありました。

お部屋は、周囲と比べると高い建物とあって抜群の景色。
土佐和紙の壁紙や、桧の家具などで設えられてます。
高知の宴会文化「おきゃく」がコンセプトで、
壁には宴会する土佐犬のウォールアートに、皿鉢をイメージしたテーブルも。

どんだけ飲ませたいねん、という感じですが。
鹿児島、高知、和歌山は、豪放磊落に飲むイメージがあります。
くろしお文化なんでしょうか。
飲ませるといえば、「酔っちょれセット」(3,200円)なるものも。


ちょこちょことしたアテに、地酒が2本ついたセットで、
高知ならではの酒器・べく杯も貸し出してくれます。
これがまた、飲めるアテばかりで。けしからんですね。

その前にまずは、5階にある大浴場「トサノユ」へ。
露天風呂には、「ここ5階なんですか?」な野山のような空間が広がってます。

高知の自然をイメージしているそう。
それにしても大浴場って、やっぱりいいですね。
そして大浴場のロビーに、土佐犬がいました。
こちらは子犬っぽいです。こんにちは。

すっかりさっぱりしたら、ダイニングでビュッフェをいただきましょう。
高知の郷土料理が揃ってます。
もちろん、カツオのたたきもあります。
目の前で藁焼きしてくれます。
現地流は、焼いた後冷水で締めないんです。
ほんのり温かいカツオのたたきを、たっぷりの薬味でどうぞ。

さてさてお腹が満足したら、
毎夜開催されている、「よさこい楽宴LIVE」へ。
お客さんを巻き込んでの、ダンサブルで情熱的なショーが始まります。
なんかわからんけど、南国の勢いを感じます。
インドネシアのガムランもそうですが、速いテンポで音が鳴るのは
ちょっと不思議なトランス体験というか、テンションがあがります。
ホモサピエンスに組み込まれた本能なのかもしれません。

すっかり酔い夜を過ごしたら、
朝からまた高知三昧です。
高知の郷土料理をオマージュした料理が並ぶ朝食ビュッフェ。
田舎ずしに、やっぱりカツオ!
(クロワッサンにフレンチトーストもあります!)
こりゃあ、朝からお腹いっぱいですね。

しかし、お腹いっぱいでぼんやりしている暇はありません。
OMOレンジャーとともに「ご近所アクティビティ」に向かいます。
今回参加したのは「木曜市ツアー」(500円)。
街中で、市が残っている高知。
それを回るツアーです。(他に日曜市ツアーもあり)

今回案内してくれるのは、OMOレンジャーのハッシーさん。
「はりまや橋が好きなので、ハッシーと呼んでください」。
三大○○とかいってゴメンナサイ。

ホテルすぐの停留所から路面電車で数駅移動したら、
オフィス街に急に現れる屋台群。
めちゃくちゃ活気があります。
内容としては、路上版産直市場みたいな感じでしょうか。
地元のおいしいものが、いろいろ並んでいます。
この日は出店していなかったけれど、包丁を売ってたりもするそうで。
関西ではあまりみかけない柑橘、夏みかんと取れたてのニンニク、
できたてのしらすを買いました。
「結構買ったな」と思っても2,000円くらいで、気持ちもニコニコです。
お弁当とか、炊き込みご飯も売っててこちらも人気だそうで。
高知城の広場とか、ホテルに持って帰って食べるのもありですね。

ちなみに、[OMO7高知]のカフェにも、
高知感あふれるメニューがあって、その名も「カツオドッグ」。

ちょっとバランスがおかしい感じのソーセージにもカツオが練り込んであって、
上にもカツオ節がかかっていて、全体的に「あ、カツオ」です。
そして放映中のドラマ『あんぱん』にちなんだ、「あんぱん×ドリンクペア決定戦」なるメニューもあります。※2025年9月30日まで


ご当地あんぱんと、ご当地ドリンク2種(4種から選べる)がセットになっております。
食べて、この組み合わせ良いなと思ったところに投票するシステム。
途中経過では、意外な組み合わせが伸びてました。

すこーんと、空も海も抜けている、
ひろびろとした高知。
今年の夏は、いかがでしょう?

それではどうぞよろしくお願いいたします。

[OMO7高知 by 星野リゾート]
住所:高知県高知市九反田9-15
公式HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7kochi/

※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は6/20(金)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #編集日記 #編集長日記 をクリック。

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SAVVY7月号「堀江・新町・南船場 」
発売日:2025年5月23日(金)定 価:900円(税込)