SAVVY.jpの竹村です。
神戸空港から韓国に降り立って、2日目。
ソウル市内に移動してきました。
この日もグルメ三昧です。
まず朝。
スープが充実しているのも韓国料理の特徴のひとつ。
サヴィ本誌で韓国特集をしたときに、スープの企画をやりました。
そして、個人的に汁物がとても好きです。(突然の告白)
向かった先は、[里門ソルロンタン]。
100年を超える老舗で、店先にも伝統的な店として認定された看板が。
中に入ると、ザ・食堂の雰囲気でとても良い。
積み上げられた食器がいいですよね。
そして例によって金属製なのでとても重い。
頼んだのは、もちろんソルロンタン。
牛骨を中心に煮出したスープです。
牛のスープと聞けば、ものすごく濃厚そうですが、
これがなかなかの薄味で、さっぱりとしてます。
白濁してるのでこってりしてそうですが、そうではないです。
卓上にドンと置かれた白菜キムチとカクテキをとって、
塩などで自分好みの味に調整していただきます。
染みます染みます。
[里門ソルロンタン]
住所:ソウル特別市鐘路区郵征局路38-13
続いて昼。
東大門にある、通称タッカンマリ通りへ。
タッカンマリのお店が、細い路地に密集している場所です。
この密集感って、なんだかときめきますよね。
なぜでしょうね?
さて、タッカンマリとは、鶏を丸ごと鍋で煮込む料理のこと。
似たものにサムゲタンがありますが、
あちらは鶏の中に餅米や高麗ニンジン、ナツメなどを入れて薬膳の要素が強い。
タッカンマリは、ジャガイモやネギ、トッポッキなどの具材を入れた水炊きっぽいです。
ともかく、鍋に丸ごと一羽の鶏が入ってるビジュアルはパンチがあります。
「写真を撮るから」のセリフもむなしく、
お母さんがハサミでどんどん鶏を解体していってしまいました。
(かろうじて撮れたのがこの1枚)
「ジャガイモが煮えたら食べてええで」(というようなことを言ったと思われる)。
「これにつけて食べるんや」と、タレを作ってくれました。
キャベツとニラが入ってるのが斬新です。
辛味噌とニンニクが、よく炊き込まれた鶏肉に合う。
そしてシメは、カルグクス(平打ち麺)を入れて、
旨みがたっぷり出た汁を余さずいただきます。
汁物好きにはたまらんですね。
[元祖ウォンハルメ ソムンナン タッカンマリ]
住所:ソウル特別市鍾路区鍾路5街282-21
そして夜。
繁華街に繰り出して、ネオンの街へ。
とにかく街が賑わってて、それだけでわくわくします。
流行のミナリサムギョプサル!
ん? ミナリって? ミナリは、セリのことです。
日本でも最近ちょっとブームになってるのでご存じの方も多いかと。
サムギョプサルはご存じですよね。
豚の三枚肉を焼いて、たっぷりのミナリ(セリ)といただきます。
聞けば、ハウスで育てているので年中ミナリがあるそうです。
日本だと、春先の少ししか出回らないのですが。
そして韓国では、根の部分は食べないようでカットされてました。
お店のオーナー自らが、手際よく焼いていってくれます。
肉はプロが焼いた方が絶対うまい派なので、これはうれしい。
この店のオリジナルの食べ方があって、薄い餅に巻いて食べるというもの。
これがなんともおいしい。
写真からも分かる通り、とにかく野菜がたっぷり。
シンプルだからこそ、もりもりと食べてしまいますよ。
[竹馬故豚]
住所:ソウル特別市鐘路区貫鉄洞山19-9
1日で、牛、鶏、豚と制覇してしまい、またもやお腹いっぱい。
次回、ニュースポット編に続きます。
それではどうぞよろしくお願いします。
「〈編集日記〉祝・神戸空港国際線就航!
港町から飛び立って韓国へ 〜グルメ編 その1〜」は、こちらから
写真/橋口まさみ
取材協力/韓国観光公社
※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は5/30(金)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #編集日記 #編集長日記 をクリック。