SAVVY.jpの竹村です。
SAVVY5月号「北浜」特集は、もうご覧になったでしょうか?
おかげさまで、なかなか好調です。あがとうございます。
さて、そんな北浜という街。
近代的なビルが建ち並ぶオフィス街ではありますが、
レトロビルが数多く残るエリアでもあります。
前回の北浜特集(2023年9月号)では、北浜レトロビルを巡る記事も載せております。
第二次世界大戦の終盤、空襲で多く焼けてしまった大阪で
戦前の古いビルが残っているのは、かなり貴重なこと。
ビルよりビルヂングと言いたくなる気分です。
文化財に指定されている建物も多く、造形がすばらしい。
そんな北浜のレトロビルに、レストランができました。
そのすばらしい造形を、ゆったり存分に堪能出来ます。
(用事がないのにビルの中に入ってうろうろはできないのですが…)
コースなので、それはまあ本当にゆったりとできますよ。
そのレストランは[NELU高麗橋]。
高麗橋ビル(旧大阪教育生命保険ビル)をリノベーションしたもので、
いや、まあ、すてきです。
昼もいいんですが、夜のライトアップされた姿も。
周りがオフィスビルなので夜になると、良い感じに暗くなるんですよね。
このビルは、レトロビルといえばの辰野金吾による設計。
今でも残っているものとしては中之島の大阪中央公会堂や、東京駅丸ノ内本屋などが有名ですね。
中に入ると、まあ、すてき(2回目)。
昔のビルにしては天井高がかなり高くて、広々と。
(2階に行く階段は昔のスタイルでそこそこ急なのも愛おしい)
ウェディング需要やパーティにも対応ということで、小部屋もいろいろとあります。
さてそんなレストランでいただけるコースは、
ひとひねりあるモダンフレンチ。
まずメニュー名が、「いかばんかん」、「肝 竜髭菜」、「青葉若葉の候」など、
なにかの暗号ですか? なもの。
これだけではよくわからんですよね。
「パイ包み」は、そのままかな、と思いますが、
「北淡 IC 左折」に至っては、なにかのルート案内。
事ほど左様に、摩訶不思議なメニュー名ではありますが、
お料理自体はケレン味のあるものではなく、
旬の素材を活かしつつも少しひねりと手間をかけたもの、という感じでしょうか。
「なんだろう?」と思いながら食べるのも、
ここのレストランの楽しみ方だと思うので、
詳しくは語らないことにします。
ぐっとめかし込んで、ゆっくりと食事と建物を楽しむ。
そんなひとときを過ごす日があってもいいのではないでしょうか。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
[NELU高麗橋]
住所:大阪市中央区高麗橋2―6−4
公式HP:https://www.nelu.osaka/
※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は5/16(金)予定です
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