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SAVVY編集長の竹村です。

新今宮のホテルの話を、と予告しましたが
ホテルの話ばかりが続くのも、と思いまして
急転直下、現在発売中のサヴィ本誌(2022年7月号)のウラ話を。

特集は、北摂です。
ごはん屋さんから、カフェ、雑貨店、ヘアサロンまでをご紹介しています。
そして、北摂と言えば、どういうイメージですか?

住宅地、ですね。
それも「住むなら北摂!」と決め打ちの人も多い人気エリア。
だから企画のひとつとして「おうち見せてください」を入れました。
センス良く暮らしている人の家を、のぞき見しちゃおう企画です。

ここで問題となるのが、間取りをどう伝えるか、です。
いろんな雑誌や本でおうち訪問企画はあるのですが、
写真だけでは,どれだけ広く撮っても、全体像を見せるのが難しい。

だからといって不動産屋さんで見るような上からの間取り図も
そっけなさすぎる。

うーん、と思っていたところ、
ふと、去年のUNKNOWN ASIAでお会いしたイラストレーターの久保沙絵子さんを思い出しました。
(UNKNOWN ASIAとは、年一回開催されているアート作家がたくさん集まった展示会のようなものです)

UNKNOWN ASIAでは、ブースいっぱいに張り出された渋谷のスクランブル交差点の精密な線画が異様な迫力を醸し出していました。
「こ、これは・・・」と思って話しかけました。
小柄なかわいらしい女性です。
「一本一本フリーハンドで描いています」の言葉に、
恐るべき執念を感じました。

久保さんなら、おうちの全貌をこと細かに描いていただけるに違いない!
と、お願いしました。

その異常なまでの描き込み(ほめてます)っぷりは、本誌でじっくり見て貰うとして、
スケッチスタイルも独特でした。
スマホで家の内部を動画で、とにかく撮影。
その動画を見ながら、描いていくそうです。

「ほんとはその場に座って見ながら描きたいです」とのこと。
街を描くときは、何日も現場に通って描くそうな・・・。

訪問させていただいた方に、イラストをチェックしてもらうと
全員から「イラスト、スゴイですね」の返事でした。

全部をフリーハンドで描かれてます、と伝えると
みなさん絶句。

そんな久保さんの執念(?)のイラスト、
じっくりゆっくり見ていただければと思います。

久保沙絵子さん Instagram
@saeco2525

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SAVVY 2022年7月号
発売日 2022年5月23日(月)定 価 820円(税込)
SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)