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SAVVY.jpの竹村です。

『サイドウェイ』という映画があります。
原題では『SIDEWAYS』。
2004年のアメリカ映画です。

ワイン好きの男2人が、ひょんなことから女性2名と4人で
ワイナリーを巡るロードムービーです。
この男2名が、まあまあクセ強なんですが……。
(それにしても、映画とか本とかのストーリ−紹介で
ひょんなこと、って使いがちですね)

クセ強な人たちではあるのですが
広大なワイナリーで青空の下、のんびりワインを楽しむ姿は
なんともすてきで豊かな時間です。

さて、話は変わって、
大阪でワインと言えばの藤丸智史さん。
(日本でワインかもしれません)
もともとワインの販売をされていて、
いまやレストランの展開から、
大阪でブドウ畑とワイナリーも。

そんな藤丸さんと、とあるときに
「日本にもワイナリーがたくさんあって、
そこの土地だからこそ体験できるものがあるんですよね」と。
仕事柄、全国各地にとどまらず
世界各地のワイナリーを訪ねているそう。

同じ品種のブドウでも育つ土地や
作り手によって味わいがずいぶん変わるという。
そして、その土地のおいしいものとあわせてワインも楽しむ。
そんな旅の提案があってもいいじゃないか、
という話をされていて。

旅の目的をワイナリーにして、そこから周遊する。
まさに映画『サイドウエイ』の世界観。

ということで、 新連載『FUJIMARU SIDEWAYS』が始まりました。

藤丸さんと、各地のワイナリーを訪ねる旅連載です。
(ちなみにワイナリーに行くときは温泉もセットが藤丸流だとか)

第1回目は、
富山県は氷見にある[SAYS FARM]。
富山湾を見渡せる丘陵を上がって行くと、
一面にひろがるブドウ畑。
その先にワイナリーがあります。

醸造所にショップ、ギャラリー、レストラン、
さらには一棟貸しの宿泊施設まで。

どれもがすてきな雰囲気で、
写真を見たサヴィ編集部員が「これ日本ですか?」と
聞いたくらい。

取材時は残念ながらかすんでいましたが
澄んでいれば、立山連峰がどーんと見えるそうで。

そして夜は、高岡市内に戻って、
夜の街に繰り出しました。
古くから続くお店を受け継いだというおでん屋さん。
もちろんワインもあります。

初めての土地で、ふらりと夜の街を歩く。
その感じもなんだか良くて。

そんなこんなで、ワイナリーを訪ねる旅は続きます。
次回は、南国・宮崎です。
お楽しみに!

それではどうぞよろしくお願いいたします。

写真/西島渚

※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は6/21(金)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #編集日記 #編集長日記 をクリック。

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SAVVY11月号『神戸』
発売日 2024年9月21日(土)定 価 900円(税込)