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編集長の竹村です。

本日4月21日発売のSAVVY6月号は、
「行こうよ!! 瀬戸内」特集です。

瀬戸内は、穏やかでたおやかで、いいところですよね。
陽キャなイメージがあるといいますか。

そんな瀬戸内の取材のご報告です。

まずは、まだまだ寒い3月初旬に尾道へ。
写真家・横浪 修さんと、モデルさんと一緒に旅撮影をしてきました。

いきなり話がそれますが、
40年ほど前にリリースされた
アラーキーこと写真家・荒木 経惟が撮影している「青春18きっぷ」のポスターシリーズがとても好きでした。

モデルさんを連れて、旅をしながらスナップを撮るスタイルで作られています。
制作裏話を聞くと、本当に旅しながら撮っていたそうで、
その現場感が写真にもにじみ出てて、その雰囲気にやられたのを覚えています。

当時まだまだ子どもだったので、もちろんアラーキーのことは知らず、
のちのちに調べて、「あ、あれはアラーキーだったのか!」と驚きました。
なんにせよ、その「青春18きっぷ」のポスターがきっかけで、
写真の力を知ったのは確かです。

なんでそのポスターを知っているかというと、
その頃「青春18きっぷ」を使い倒していたからです。

モラトリアムな10代の前半、とにかくどこかに行きたくて、
でもお金がない10代の前半。
体力と時間だけはある人には、夢のようなチケットでした。
「青春18きっぷ」が発売されるたびに、目的も場所も決めずに行けるとこまで行っていました。
それが旅の原点となっていて、いまだにプライベートの旅では
丸腰の知識で出かけるスタイルが続いております。

ここで話がようやく戻ってきます。
このアラーキーの撮影したポスターの話は、横浪さんにもしていて、
「いつかこんな感じの撮影スタイルでやってみたい」と言っていました。
決め込みすぎずに、ゲリラっぽく、その場にあるものを撮る。
そんなスタイルが、横浪さんの力が発揮されると思ってもいますので。

そして、旅の写真、というか旅感のある写真は、
つねづね難しいと思っていました。
すてきな風景や、そこでしか出合えない物やごはん。
そういうものは撮影できますが、
旅に行ったときの独特の空気感というか、テンションみたいなものを
なんとか伝えられないかと、試行錯誤している編集人生です。
やっぱり、あの「青春18きっぷ」の写真の生々しい旅の感じ、
あれを出せないかという機会をうかがっていました。

そして、その時がついに来たのです!
コロナ禍でいろいろと制限の多かった数年ですが、
瀬戸内特集で旅撮影のチャンスが巡ってきました。

瀬戸内といっても広い。
どこに行こうかと考えて、
街がコンパクトでいろんな絵面が撮れそうな尾道に決めました。

モデルさんも、プロ過ぎない方におねがいして、
できるだけ自然体で瞬間を切り取る感じを狙ってもらいました。
とはいえ3月初旬なので、まだまだ寒くて、
初夏を思わせるスタイリングはかなり冷えたので、
モデルの田中さんにはご苦労おかけしました。

スタッフ陣も、休憩時間に尾道ラーメンを食べに行ったり、
(昼ご飯もちゃんと食べたし、それは何ごはんなの?という。ちなみに、横浪さんは朝ラーしてました)
ゆるゆるお散歩したりと、尾道を満喫しました。

旅のスタイルはいろいろあって良いともいますが、
いいものです。

尾道に行ってみたい、瀬戸内に行ってみたい、旅っていいなと
感じてもらえたら感無量です。

それではどうぞよろしくおねがいします。

写真/横浪 修 ヘアメイク/そのこ モデル/田中真里奈

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は4/28(金)更新予定です。
過去記事は、ハッシュタグ #編集長日記 をクリック。

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SAVV7月号『阪神間』
発売日 2024年5月23日(木)定 価 900円(税込)