編集長の竹村です。
桜満開で、観光客がごったがえす京都・蹴上。
インクライン沿いは、桜も人の数もすごかったです。
そんな喧噪とは一線を画す、凜とした空気の中、
トポトポトポとコーヒーをいれる音だけが、
木製カウンターの空間に響きます。
そこは[ブルーボトルコーヒー 京都カフェ はなれ]の2階。
しかも、コーヒーをいれているのは、
ブルーボトルコーヒーの創業者、ジェームス・フリーマンさん!
物静かで、ちょっと繊細そう。
でも、コーヒーのことを訪ねると、おしゃべりが止まらない。
「昨日、今日のために渋谷でレコードを買ってきた」とも。
とにかく、うれしそうです。
下のショップに並んでいるお客さんたちも、
まさかこんなところに創業者がいて、コーヒーをいれているとは思わないでしょう。
いただいたのは、予約制のコーヒーコース。
数杯のコーヒーと、スイーツが出てきます。
(ちなみに、スイーツはパティシエ・ユニット[Tangentes]が監修してます)
行かれる方の驚きが減るので、
あまり詳しくは書きませんが、いずれもチャレンジングなコーヒーでした。
「これがコーヒー?」と、思うような。
日本の喫茶店文化に影響を受けたというジェームスさん。
ひとつだけ開陳すると、
浅煎りの豆でストロングなコーヒーをどうやって出すか、
を十数年研究したそうです。
ニコニコしてるけど、マニアックですね。
さすが創業者。
約90分のコースは、「へぇ!」の連続でした。
しかも、目の前にはレジェンド自らコーヒーをいれてくれている。
ここのオープニングイベントとして来日したのだそう。
京都は、なんかこういうミラクルみたいなものを起こす街だなと思います。
(通常は、熟練のスタッフがサーブしてくれるそう)
このコース、8,250円というお値段なのですが、
4名限定で、静謐な空間で、と、スペシャルが盛りだくさんなので、
贅沢な時間を過ごせました。
桜の季節は終わりですが、
新緑の京都もいいもんだと思います。
それではどうぞよろしくおねがいします。
- 電話番号075-746-4453
- 住所都府京都市左京区南禅寺草川町64(京都カフェ内)
- 席数カウンター4席
- 開催日毎週 金・土・日・月、および祝日
- 時間10:00~11:30、13:00~14:30、15:30~17:00
※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は4/14(金)更新予定です。
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