シンガーソングライターによる地元案内
みらんちゃん神戸でどこ行くの?

伸びやかで透明感のある歌声と、自然体な歌詞で注目のシンガーソングライター・みらん。「神戸は庭です！」という彼女に、なじみの２軒に連れて行ってもらいました。
どちらも、彼女の明るく親しみのある雰囲気が似合う場所でしたよ！

シンガーソングライター・みらん
1999年生まれ、兵庫県在住。
包容力のある歌声と、可憐さと鋭さが共存したソングライティングが魅力。Special Favorite Music,Barbaraの久米雄介をプロデューサーに迎え入れたデジタルシングル「夏の僕にも」を9月21日に配信リリース。

1軒目［本の栞］
本好き店主が作った心地良い空間

自然光がたっぷりと届き、レコードのやわらかな音が響くなんとも気持ちの良い空間に、「本屋さん好き」と話す店主の田邉 栞さんが選んだ古本や新刊がゆったりと並ぶ。「どの棚もすっきり整っていて、本が見つけやすく、手に取りやすい。栞ちゃんの本への愛情がひしひしと伝わってくるこの空間が大好き。本を選ぶだけでなく、彼女とおしゃべりしたり、ライブをしたり。訪れると何かすてきな出合いや発見がある、そんな気持ちにさせてくれる場所です」。店内ではドリンクも提供。コーヒーやビール片手に棚を巡って、気になる本を試し読み……なんて大人の使い方も。

2軒目［PUB CHELSEA］
音楽とお酒でごきげんな夜を！

北野で長年愛されてきたカフェバーが昨年元町にお引越し。広々としたステージを構え、より音楽が身近に感じられる場所に。「オーナーの万庭慎二さんは、私に初めて歌う場所を提供してくれた方なんです。ここで歌うたびに気付きがあったり、もやもやをリセットできたり。いつでも帰ってきたくなる“ホーム”のような存在」。元は毎夜フラメンコのショーが開催されていたスペイン料理店だったこともあり、店内のどの席からもステージが望めて、音の響きも格別。心地良い音楽に身を委ねつつ、自慢のスパイスカレーとクラフトビールを。ごきげんなひと時がいつでもすぐそばに。

写真／竹田俊吾　取材・文／下川あづ紗