アート好きマスター・フルタニタカハルが
関西のホットな展覧会をセレクト!
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フルタニタカハル/[TANK酒場/喫茶](心斎橋PARCO・B2)のマスター。20年以上、アメリカ村や関西のアートシーンと深く関わってきた「街の兄貴」。キュレーター、DJ、アートの審査員など多岐にわたり活躍中。
『蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影』
期間:開催中~3月30日(日)
場所:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
写真家・映画監督の蜷川実花とクリエイティブチームEiMによる、関西では過去最大の大規模個展『蜷川実花展 withEiM:彼岸の光、此岸の影』が、京都市京セラ美術館で開催中。本展のために制作した映像インスタレーションや立体展示などで構成され、京都国際観光大使も務めた彼女が京都の街からインスピレーションを受けてEiMと共に手掛ける、10話におよぶ“絵巻体験”を展開する展覧会です。妄想ですが、蜷川さんと京都で飲むなら老舗居酒屋に行きたいです。新京極の[京極スタンド]、裏寺町[たつみ]、もしくは川端二条の[赤垣屋]のきずしで一杯どうですか?
『蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影』
期間:開催中~3月30日(日)
場所:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
- 電話番号075-771-4334
- 住所京都市左京区岡崎円勝寺町124
- 開館時間10:00~18:00※最終入場~17:30
- 休館日月(祝の場合は開館)
- 料金前売2,100円、当日2,300円
- アクセス地下鉄東山駅から徒歩8分
企画展『デジタルマンガの先駆者 寺沢武一展
~元・手塚治虫のアシスタント~』
期間:開催中~2月19日(水)
場所:宝塚市立手塚治虫記念館
芸人・メイプル超合金のカズレーザーが金髪で赤い服を着ているのは『少年ジャンプ』で連載していた寺沢武一氏のSF漫画の金字塔『コブラ』の主人公をまねているから、というのを知ってましたか? 手塚治虫に師事しながら自らの作品を作り続け、デビュー後は今や当たり前となったデジタルで漫画を描く手法の先駆者にもなりました。個性的なキャラクターと独特な世界観、ユーモアあふれるセリフ……寺沢漫画は現在も絶大な人気を誇っています。今展は代表作のコブラや、手塚プロダクションのアシスタント時代の原画、貴重なデビュー前の手描き原画などもあります。鑑賞後は猛烈に漫画が読みたくなります。
企画展『デジタルマンガの先駆者 寺沢武一展
~元・手塚治虫のアシスタント~』
期間:開催中~2月19日(水)
場所:宝塚市立手塚治虫記念館
- 電話番号0797-81-2970
- 住所宝塚市武庫川町7-65
- 開館時間9:30~17:00※最終入館~16:30
- 休館日月&不定
- 入館料700円
- アクセス各線宝塚駅から徒歩10分
フルタニタカハル的!
今月のPICK UP
ウラ・フォン・ブランデンブルク展『CHORSINGSPIEL』
期間:開催中~5月11日(日)
場所:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
© Ulla von Brandenburg
不思議な空間でした。ドイツ人アーティスト、ウラ・フォン・ブランデンブルクによる日本では初公開の映像作品。広いフロア内には布で構成された劇場を思わすような丸い空間と長方形の空間が二つあり、それぞれ迷路のようなアプローチを通って中に入ります。プロジェクターから映し出されたモノトーンの映像、印象に残るメロディーと呪文のような言葉、どこか文学的で牧歌的な空気感のある10分ほどのインスタレーション作品2本を鑑賞できます。街の喧騒をスルーして御堂筋からショートトリップする感じ。観賞後は、ルイ・ヴィトンのカフェ[ル・カフェ・ヴィー]での休憩がお薦め。
ウラ・フォン・ブランデンブルク展『CHORSINGSPIEL』
期間:開催中~5月11日(日)
場所:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
- 電話番号なし
- 住所大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋5F
- 開館時間12:00~20:00
- 休館日不定
- 入場料無料
- アクセス大阪メトロ心斎橋駅から徒歩6分