アート好きマスター・フルタニタカハルが
関西のホットな展覧会をセレクト!
フルタニタカハル/[TANK酒場/喫茶](心斎橋PARCO・B2)のマスター。20年以上、アメリカ村や関西のアートシーンと深く関わってきた「街の兄貴」。キュレーター、DJ、アートの審査員など多岐にわたり活躍中。
ニューあそび場の創造vol.12
野原万里絵展『絵画になるまで』
期間:開催中~12月22日(日)
場所:新開地アートひろば B1・ギャラリー
「新開地でアート」と言えば[神戸アートビレッジセンター(KAVC)]でしたが、2023年より[新開地アートひろば]に名前を変更。この施設の事業「ニューあそび場の創造」の枠組みで開催される本展。作家のアトリエに見立てた展示空間には野原さん自身が書き留めるドローイングやメモ、画材、画集、図鑑などなど収集してきたアイデアソースが並び、創作のエッセンスを感じられるスペースになっています。会期中はインドで見たという遺跡(クトゥブ・ミナール)から着想を得て、来場者と協働して大きな絵画を描くそう。鑑賞後、同じ新開地で[グリル一平]のオムライスも楽しみたい。
ニューあそび場の創造vol.12
野原万里絵展『絵画になるまで』
期間:開催中~12月22日(日)
場所:新開地アートひろば B1・ギャラリー
- 電話番号078-512-5500
- 住所神戸市兵庫区新開地5-3-14
- 開館時間10:00~18:00
- 休館日火
- 料金無料
- アクセス各線新開地駅から徒歩5分
特別展『線表現の可能性』
期間:開催中~2025年1月26日(日)
場所:国立国際美術館
「線表現の可能性」というタイトルは想像力がかきたてられますね。一本の線からはじまるアート表現。直線、曲線、点線、波線。鉛筆で、ペンで、木炭で、描く材料によっても「線」の表情はさまざまに変化する。本展は美術館のコレクションの中から版画・素描を中心に、絵画、彫刻、写真を加えた約150点を展示。線の性質ごとに四つの章「線の動き、またはその痕跡」「物語る線たち」「直線による構成」「線と立体」で構成しています。普遍的なテーマであると同時に普段意識していない線について考えながら鑑賞したい。そういえばB1に展示されているAlexander CALDERのモビールも、線で保っている彫刻ですね。線は奥深い。
特別展『線表現の可能性』
期間:開催中~2025年1月26日(日)
場所:国立国際美術館
- 電話番号06-6447-4680
- 住所大阪市北区中之島4-2-55
- 開催時間10:00~17:00(金・土〜20:00)※最終入場は各30分前
- 休館日月(2025/1/13は開館、2025/1/14・12/28~2025/1/4は休館)
- 観覧料1,200円
- アクセス京阪渡辺橋駅から徒歩5分
フルタニタカハル的!
今月のPICK UP
『紀陽銀行 presents UNKNOWN ASIA 2024』
期間:12月7日(土)・8日(日)
場所:梅田サウスホール
『UNKNOWN ASIA』は、日本とアジア各国からアーティストが大阪に集う国際色豊かなアーティスト主体のフェアです。2015年に始まり、2024年で節目の10年目。毎年欠かさず見に行っていますが、出展されているアーティストの熱量が高くてとても刺激を受けています。アート、イラストレーション、デザイン、写真など、国を超えてアジアの最先端が集まるアートフェア。今年は120組以上参加ということで、きっと知らない新しいアーティストにも出会えるはず。僭越(せんえつ)ながら今回は筆者フルタニもアンバサダーとして関わっています。会場は[阪神梅田本店]の上にある梅田サウスホールです。
『紀陽銀行 presents UNKNOWN ASIA 2024』
期間:12月7日(土)・8日(日)
場所:梅田サウスホール
- メールアドレスdesk@unknownasia.net(UNKNOWN ASIA実行委員会)
- 住所大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス11F
- 開催時間10:00~20:00(12/8は~17:00)※最終入場は各30分前
- 入場料前売1,200円、当日2,000円(共に1DAY)
- アクセス阪神大阪梅田駅から徒歩すぐ