アート好きマスター・フルタニタカハルが
関西のホットな展覧会をセレクト!
フルタニタカハル/[TANK酒場/喫茶](心斎橋PARCO・B2)のマスター。20年以上の間、アメ村や関西のアートシーンと深く関わってきた「街の兄貴」。キュレーター、DJ、アートの審査員など多岐にわたって活躍中。
『開館10周年記念 広重 ─摺の極─』
期間:前期 7月6日(土)〜8月4日(日)、後期 8月6日(火)〜9月1日(日)
場所:あべのハルカス美術館
浮世絵といえば葛飾北斎と並んで世に知られる歌川広重。近年大規模な展覧会がなかったらしく、あべのハルカス美術館の開館10周年記念展にて、代表作はもちろん初期から晩年までの約330点! と多くの作品を観られるのがうれしい。この機会を逃さずチェックです! 浮世絵は描く、彫る、摺(す)るの工程で作られますが、タイトルにも入っている摺(すり)を愛でたい。余談ですが自分は、永谷園のお茶漬けに付属していた広重の「東海道五十三次」のカードがきっかけで浮世絵に興味を持ちました。
『開館10周年記念 広重 ─摺の極─』
期間:前期 7月6日(土)〜8月4日(日)、後期 8月6日(火)〜9月1日(日)
場所:あべのハルカス美術館
- 電話番号06-4399-9050
- 住所大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
- 営業時間10:00~20:00(土~月&祝~18:00、最終入館各30分前)
- 定休日8/5
- 入館料1,900円
- アクセス各線天王寺駅から徒歩すぐ
『開創1150年記念 醍醐寺 国宝展』
期間:開催中~8月25日(日)
場所:大阪中之島美術館
「伏見にある桜の名所で世界遺産」である“すごい寺”という一般的な認識しか持ち合わせてなかったのですが、改めてこの『開創1150年記念 醍醐寺 国宝展』でその魅力を知ることに。本展の見どころである国宝14件、重要文化財47件を含む約90点の宝物が大阪で初御目見となるのが楽しみ。他にも、落合陽一氏による作品「オブジェクト指向菩薩」の展示やデジタル曼荼羅などもあり、歴史とテクノロジーが盛りだくさんな内容にわくわくします。展示を見てから“リアル醍醐寺”にも訪れたいですね。
『開創1150年記念 醍醐寺 国宝展』
期間:開催中~8月25日(日)
場所:大阪中之島美術館
- 電話番号06-4301-7285(なにわコール)
- 住所大阪市北区中之島4-3-1
- 営業時間10:00~17:00(最終入場~16:30)
- 定休日月&7/23(7/15、8/12は開館)
- 観覧料1,800円
- アクセス京阪渡辺橋駅から徒歩5分
フルタニタカハル的!
今月のPICK UP
『みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in 京都』
期間:7月13日(土)~8月25日(日)
場所:美術館「えき」KYOTO
イラストレーター、漫画家、エッセイストなど多くの肩書きを持ち、「マイブーム」「ゆるキャラ」など、新しい価値観を生み出し続けるみうらじゅん。そんな彼が集めてきた膨大な数の収集品と創作物が一堂に展覧される『みうらじゅんFES』が、彼の地元・京都にやってきます。本人コメントにある「それらは世の価値観では計り知れない無駄な熱量と物量」を確認しにいきたいと強く思います。個人的にMJといえばマイケル・ジャクソン(MJ)ではなくみうらじゅん(MJ)!
『みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in 京都』
期間:7月13日(土)~8月25日(日)
場所:美術館「えき」KYOTO
- 電話番号075-352-1111
- 住所京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7F
- 営業時間10:00~19:00最終入館
- 定休日なし
- 入館料1,000円
- アクセス各線京都駅から徒歩すぐ