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ライター新原なりかが
関西で開催されるホットな展覧会をセレクト!

文/新原なりか
美術館スタッフやウェブ版『美術手帖』編集アシスタントなどを経て、現在はフリーランスのライターとしてアートにまつわる記事を中心に執筆。

『テート美術館展 光 — ターナー、
印象派から現代へ』

期間:開催中〜2024年1月14日(日)
場所:大阪中之島美術館 5F展示室

ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年Photo: Tate

世界中を巡回してきた英国・テート美術館のコレクション展が、大阪でフィナーレを迎える。ウィリアム・ブレイクやターナーから、モネなどの印象派、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン、草間彌生まで、時代や地域、ジャンルを超えて「光」と向き合ってきたアーティストたちの軌跡を俯瞰できる構成となっている。

『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』
期間:開催中〜2024年1月14日(日)
場所:大阪中之島美術館 5F展示室

店舗情報
大阪・中之島
大阪中之島美術館
  • 電話番号
    06-4301-7285(なにわコール)
  • 住所
    阪市北区中之島4-3-1 
  • 営業時間
    10:00〜17:00(最終入場〜16:30)
  • 定休日
    月(1/8は開館)、12/31、1/1
  • 観覧料
    2,100円
  • アクセス
    京阪渡辺橋駅から徒歩5分

『牛腸茂雄 写真展“生きている”ということの証』

期間:開催中〜12月24日(日)
場所:市立伊丹ミュージアム

『SELF AND OTHERS』1977年発行©Hiroichi Gocho

今年没後40年を迎える写真家・牛腸茂雄の回顧展。3歳で胸椎カリエスを患い、生涯ハンディキャップと共に生きることとなった牛腸にとって、写真という表現はまさに「“生きている”ということの証」だった。レンズを通して「自分と世界との関わり」を探求し続けた牛腸の歩みを、作品と関連資料約200点で振り返る。

『牛腸茂雄 写真展“生きている”ということの証』
期間:開催中〜12月24日(日)
場所:市立伊丹ミュージアム

店舗情報
兵庫・伊丹
市立伊丹ミュージアム
  • 電話番号
    072-772-5959
  • 住所
    伊丹市宮ノ前 2-5-20
  • 営業時間
    10:00〜18:00(最終入館〜17:30)
  • 定休日
    月(祝の場合は開館、翌日休)
  • 入館料
    1,000 円
  • アクセス
    JR伊丹駅から徒歩6分

編集部セレクト! 今月のPICK UP

『AMBIENT KYOTO 2023』

期間:開催中〜12月24日(日)
場所:京都中央信用金庫旧厚生センター ほか

Artwork design by Alex Somers /Logo design by Seri Tanaka

音、映像、香りに包まれる空間体験
2022年、アンビエント(環境音楽)の創始者ブライアン・イーノの展示が盛況だった『AMBIENT KYOTO』が、2回目の開催。今年は、坂本龍一 + 高谷史郎、コーネリアス、バッファロー・ドータ―、山本精一らの作品が展示される。音に包まれるような360度での立体音響と、本展のための特別映像、そしてアーティスト・和泉 侃による香りも一体となった特別な空間をぜひ体感してほしい。消音カメラアプリであれば、撮影もOK。

『AMBIENT KYOTO 2023』
期間:開催中〜12月24日(日)
場所:京都中央信用金庫旧厚生センター ほか

店舗情報
京都・七条
京都中央信用金庫旧厚生センター
  • 電話番号
    050-5542-8600
  • 住所
    京都市下京区中居町七条通烏丸西入113 京都中央信用金庫 旧厚生センター
  • 営業時間
    9:00〜19:00(最終入場〜18:30)
  • 定休日
    12/10(日)
  • 入場料
    3,300円
  • アクセス
    各線京都駅から徒歩5分

※この記事は2024年1月号からの転載です。記事に掲載されている情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)