19歳の“ラストティーン”を駆け抜け、ついに“二十歳”に。ピン芸人・はっぴちゃん。が、笑顔のその先へ。歌って踊ってしゃべって笑わせる日々を綴るWEB連載、新章スタート!

はっぴちゃん。/大阪出身のピン芸人。歌・ダンス・ギターなど多彩な特技を活かし、明るく元気なパフォーマンスで注目を集めるZ世代の新星。R-1やネタ番組でも活躍中。舞台・テレビ・SNSでも“はっぴワールド”を展開中!
某月某日
今日は、岡山のお墓にお参りに行く日。
はっぴちゃん。は、お墓参りが大好きだ。
それはなんでかというと、じいじが大好きだし
じいじに感謝している=じいじの先祖にも感謝を伝えたいから。
なかなか仕事が重なってしまい
会いに行くことができず、半年ぐらい経ってしまっていた。
だが、どうしても早く行きたくて
次の日遠方ロケがあったけど、急遽岡山に向かうことに。
途中、加西インターに寄り
じいじとおそろのカツカレーを注文。
最初は店内でご飯を食べていたのだけど、
外のテラスでも食べれることに気付いて、
移動。
だーれも外で食べている人は居なかったが
とても風通しが良く涼しくてピクニック気分。
すると、空席だらけだったテラス席が
どんどん埋まり出した。
みんなはっぴたちを見て移動してきたのだ。笑
こういうの、地味に好き。
例えば、ライブ会場で1番手に拍手をして
みんなも連なって拍手をする。
自分発信な感じがなんか楽しい。
そして、岡山に到着。
するとじいじが一目散に向かったのが
柿の木。
この柿の木は、じいじの木らしい。
特に農家をしているとかではなく
家の前にじぃじが小さい頃から生えている木らしい。
どういう仕組みかわからないが
育てなくても勝手に実っているらしい。
こんな“らしい”だらけの木に生えている柿なんかべつに美味しくないだろう。と思っていたけど……
信じられないほど甘く、熟し、絶品すぎる柿になっていた。
その柿とお供物を持ってお墓参りに。
じいじの家のお墓は山の上にあり、
どれだけ叫んでも誰にも聞こえない静かな所にある。
心が洗われる感覚がここに来るとある。
丁寧にきれいにして、話しかけたり、手を合わした。
よし!おわり!と帰る支度をして車に乗り込むとじいじがお供え物をすぐに食べだした!
いつも思うのだが、多分じいじは自分が食べたい物をお供え物として買っている気がする。笑
そんな可愛いじいじとのお墓参りは終わり、
無事大阪へ帰った。
次は、はっぴがお供え物を買う!
マシュマロ買お!
某月某日
今日は、東大阪市のお店が中心となって盛り上げる食の祭り 『東大阪くいだおれ祭り』のMCとネタをする日。
このイベントは5回目の出演で
主催者の垣内ご夫婦がはっぴちゃん。を
毎回呼んでくださっている。
本当に感謝し太鼓!
今回は、朝からラジオのお仕事があったので
お昼からの参上〜。
現場に着くとすぐに、家族連れの方達が集まってきてくれた。
「はっぴちゃん。のファンなのー♡似顔絵書いてきたのでもらってください!」と
小さい子供ちゃんがはっぴの似顔絵をプレゼントしてくれた。
そして袋の中にはお菓子が2つ入っていて
お小遣いを頑張って貯める、買ってくれたらしい。
あまりにも感動して
「誰かこの子にダンボルギーニ買ってあげてくださあーい!泣」とツッコむと
お母さんから
「あ、ランボルギーニかな?」と訂正をされた。
ダンボルギーニ。
絶対ダンボールで作られてるやん。
出番前に癒やされまくってから
舞台上へ。
5回目ということもあるからなのか、
1回目の時よりもたくさんお客さんが集まってくれていた。
その景色を見た時に
本当に東大阪は第二のホームだなと思った。
こんなにも優しく喜んで迎え入れてくれるお客さん、垣内ご夫婦のお陰でここに立てている。
第二のホームすぎて舞台上に幻覚で
醤油・みりん・酒が見えた。
そして、営業開始。
今回は小さい子が多かったので
はっぴちゃん。なので“ハッピーターン”を
吉本新喜劇のすっちーさんのように投げてみた
するとたくさんの子供たちが舞台前に集まってきた!
ハッピーターン欲しさにこんなにも必死に喰らい付いてきてくれる子供たちが可愛くて面白くてたまらなかった。笑
お金でも降ってきているのか…!?笑
無事、営業終了
また東大阪のみんなの元へ、
はっぴ〜をお届けしにいき太鼓。
某月某日
今日は初単独ライブも終え
一旦、お仕事のひと段落がついて1日お休みがあったので遊びにいく日。
お相手は、小林シャネル
元教師の37歳の後輩芸人だ。
この業界は年齢ではなく芸歴の長さで先輩後輩が決まるので、37歳の後輩というのはとても不思議な感覚だ。
もちろんごはんは、はっぴが連れて行く。
なのでこないだ
はっぴちゃん。は、シャネルから“はぴ姐”と呼ばれているのでカツ丼屋のお会計で「はぴ姐!ごちそうさまです!!!」とそれなりの声量で言われ……
おそらく周りに、”若すぎる極道の嫁”だと思われたであろう。
でも、私たちは仲が良すぎて
片方だけが奢っていると片方の負担が大きくなって、
ごはんに行く回数も減るのが嫌なので、
歳はかなりシャネルの方が上ということもあり、
ほぼ割り勘にし、お互いにWin-Winな関係でたくさんごはんに行っている。
そんなシャネルと、今日は初めて車をレンタルして遊びにいく。
「はぴ姐!今日は車代・高速代は私が払います!それ以外は全部払ってください!笑」
「全然いいけどなんでそんな遠くまで行くの?」
「バレンタインのお返しです!」
二十歳のお誕生日プレゼントかと思っていたら、バレンタイン。
にしては遅すぎるだろ(7カ月遅れ)
早速、出発。
ちなみにどこに向かうかは頑なに教えてくれず、とにかくすごい高速代を払って遠くに向かっていることだけがわかっている状況。
ETCがないので、毎回現金で払う姿を見ていると嬉しいけど大阪人なので胸が痛む。
道中も口がつるぐらいおしゃべりをし、
到着。
なんと到着したのは……、[ニジゲンノモリ]!!
[ニジゲンノモリ]は、兵庫県淡路島にあるアニメやゲームの世界を体験できるテーマパーク。“NARUTO”や“ゴジラ”など人気作品のアトラクションが楽しめる場所。
はっぴちゃん。が、ずっと行きたくてたまらなかった場所にサプライズで連れて行ってくれたのだ!
いざ入場。
[ニジゲンノモリ]に入るのにいくらかかるんだろう。と
サプライズで来たのでそんなに現金を持ってきていなかったのでドキドキしていた。
が、入場料は特になく、実際に体験アトラクションに参加しなければ、公園のような感覚で無料で楽しむことができるのだ。
ついにはっぴのお目当て、鬼滅の刃エリアに参上〜。
するとこんなものが。
“まるで自分が鬼殺隊の一員になったような気分で、物語の世界を全身で味わえる体験型イベント。「ナイトウォーク刀鍛冶の里」”
これはやりたい。料金表を見る
1人4000円➕シャネル🟰8000円
二十歳のはっぴにはかなり高い金額……
でも行きたい。どうしようと悩んでいると
シャネルが
「私が払いましょうか!?」
流石の元教師37歳、余裕がある。
だが、私たちはWin-Winな関係であらなくてはならない。
払わせるわけにはいかない、ということで
諦めました。笑
そこからは、いかにも[ニジゲンノモリ]を存分に体験して楽しんでるかのように
外観の無料の場所で写真を撮りまくって楽しんだ。
やっぱり一緒に行く人が大好きな人だと
8000円払わなくても充分楽しめるんだなと感じた。
(8000円払って体験したらもっと楽しいだろう。)
よし、また次来る時までにいっぱい売れて稼ぐぞ!
シャネちゃんまたもう1回[ニジゲンノモリ]行こうね!
某月某日
今日は、ラーメンを食べにいく日。
東大阪くいだおれ祭りでラーメングランプリのMCをした時に
MCということで、いくらでも屋台のものは食べていいですよ!と言っていただき、
同じくMCの先輩芸人、流石にフィーバーさんは
営業の合間を見て、ラーメン4杯唐揚げ8個ハラミ肉……などなど
流石にたべーすぎーていた。
はっぴちゃん。は、お昼から来たということもあり、屋台のものを食べる時間もなくすぐに出番だったので腹ペコ状態。
すると、腹ペコ状態のはっぴちゃん。に
流石にフィーバーさんが
「中華そば九兵衛さんが、松竹芸能の芸人だったらラーメン500円で食べさせてくれるらしい!」と
東大阪にある本店で松竹割引をしてくれるのだという。
流石にあの人気店のラーメン屋で
そんな夢見たいな話があるのか???と思いつつも、予定を合わせて先輩達と実際に本店にお邪魔することに。
ついに到着。
外観には暖かい木の大きな看板が。
ラーメン欲がそそられる。
中に入ると、店主が勢いよく出迎えてくださった。
「いやあ!!!!嬉しいわ!!!!500円で食べてってや!!!!」
まるで私達が明石家さんまさんレベルの人だと思っているのか?と思うぐらいにとても喜んでくれた。
ついに、着麺。
見た目はいたってシンプルだが、
“旨さを確信させるビジュアル”。
このシンプルさは、味に自信がないとできないと思った。
スープは澄んだ琥珀色で、表面にうっすらと浮かぶ油がきらっと光ってて、麺はきれいに整えられてて、まるでアート作品みたいな整列ぶり。
ピンク色のレアなチャーシューが器の端にすっとかかってて、上品かつ今っぽい。
いただきます!
ズズズズ
やっんば。
これはおいしすぎる。
スープをひと口すすると、しっかりとした旨みがありつつ後味はすっと軽い。飲み干したくなるタイプ。
麺は程良いコシ、ズルズル箸が止まらない。
チャーシューもレアで、意外と分厚めにカットされているので噛むたびに肉の甘みが広がる。
上にのった紫玉ネギがいい食感でシャキシャキと全体の味を締めてくれる。
派手さはないのに、一口ごとに「あ、これ好きやな」って思わせてくるような、
じわじわハマる系の中華そば
はい!一瞬完食!
流石にフィーバーの良元カルビさんはもう一杯いこうとしていた。
この人また4杯たべるつもりなのか?と怖くなったが500円で食べさせて頂いているのもあったのか今回は1杯で終了。
サインも書かせてもらい、飾ってくれた。
活躍して価値のあるサインにして見せないと!と先輩と話した。
朝・昼・晩
九兵衛さんのラーメン500円で食べ太鼓!!!笑
※〈はっぴちゃんダイアリー〉は、WEB限定・隔週火曜17:00頃更新、次回は11/4(火)公開予定です。過去記事は、ハッシュタグ #はっぴちゃんダイアリー をクリック。
※この記事は2025年10月20日時点の情報です。記事に掲載されている情報は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。