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19歳、現役ピン芸人・はっぴちゃん。歌って踊ってしゃべって笑わせる、笑顔の伝道師が“ラストティーン”の毎日を綴るWEB連載がスタート! 20歳になるその日まで、本番も舞台裏も普段の姿もお届けします。

※〈はっぴちゃんダイアリー〉は、WEB限定・隔週火曜17:00頃更新、次回は9/2(火)公開予定です

はっぴちゃん。/大阪出身のピン芸人。歌・ダンス・ギターなど多彩な特技を活かし、明るく元気なパフォーマンスで注目を集めるZ世代の新星。R-1やネタ番組でも活躍中。舞台・テレビ・SNSでも“はっぴワールド”を展開中!

某月某日

今日は、[くら寿司]に行く日。
[くら寿司]には週4で通っていた時もあるぐらい普段からよく行くのだが
今回は、ひと味違う。

はっぴちゃん。の大好きなちいかわと[くら寿司]がコラボしているということで爆速でくら寿司に向かっている。

一緒にお母さんとばあば、それにおばさんとお姉ちゃんを連れて、いざ参る!

なぜこんなにも大人数で[くら寿司]に行くかというと、2,500円食べる毎にちいかわの寿司皿がもらえるというキャンペーンをやっていたからだ。

全4種類コンプリートしたいので、1万円分食べていく。
いつもだったら、1皿160円以上のものは頼まないし、1皿1貫しかのっていない高級寿司など絶対食べない。というか食べれない!

でも今回は、値段が高くてお腹に溜まらないものを食べていく戦法。

タッチパネルで高くてコスパが悪いものを探したのは人生で初めてだ。
少し手が震えていた。

とにかくどんどん頼む。
すると、お皿5枚に1回“ビッくらポン!”が回るのだが、アタリを引いて景品の中身を見ると18分の5の確率でフィギュアが当たったり、お母さんの推しが出たりと引きが良く

喜びすぎて全部写真のピントが合っていない。

そこに後からじいじが参上してきた。

じいじは何を頼むんだろうっと、パネルを見ていると2貫で115円のマグロを一気4皿頼んだのだ。

じいじには悪気がなかったし、普通だったらコスパの良いものを頼む事は良い事だ。

でもこの日はみんなで1万円分を目指していたので、はっぴちゃん。は、アングリーはっぴちゃん。に!

「2皿一気に注文するならまだしも、4皿って! 8貫も食べたらじいじ年寄りやねんからお腹いっぱいになっちゃうじゃんか!」と、じいじに年寄りと言ってしまった。

じいじは「ごめんね」と言いながら8貫をたいらげ、その後甘いものが大好きなじぃじは
高級な440円のかき氷を2個も注文したのだ。

それもしっかりたいらげ、はっぴちゃん。は、怒りを収めじいじにありがとう! と仲直りした。

ここで一件落着と思った矢先、「あんたそんな甘いもん食べたら血糖値上がるやないの!」と、ばぁばに怒られてかわいそうなじいじだった。

そして、無事にちいかわのお皿を4種類GETする事に成功し!

次は鬼滅コラボだ!
「じいじ、次はちゃんと高いの頼んでね!」

某月某日

今日は、『おはよう朝日です』の
“あそベンチャー”のロケに行く日。

今回のロケ先はなんと……。
今話題沸騰中の[ジャングリア沖縄]!
まさか出来立てアツアツの
[ジャングリア沖縄]に人生の中で行く日がくるなんて思ってもみなかった。

前世、徳を積みすぎた説出てきた。

沖縄到着ー!めんそ〜れがお出迎え。

今回も相棒は、柴田龍之介くん!
最近やっと身長差30センチに慣れてきて
目を合わせてても首も痛めなくなりました。

そして柴田くんの自作地図を頼りに、[ジャングリア沖縄]に到着ー!
プテラノドンを書いているみたいだが、「これは折り紙の途中の絵かな?」
と突っ込んだら至って真剣に書いていると鋭い眼差しで言われた(笑)

とにかく[ジャングリア沖縄]は、絶景すぎて全体がCGかなと思うぐらい。
スタッフさんも沼底抜けの明るさで出迎えてくれました。

早速一つ目のアトラクションは、ダイナソーサファリ🦖のT-REXから逃げ切れるのか!?
ここで驚いたのは、一般的な遊園地は大体がレールが敷かれていて走行して行くが、
ジャングリアは本物の車に乗車し、キャストの方が運転をする前代未聞のアトラクション。

いわば、毎回予測できない仕組みになっているのだ。

ガタガタの地面や大きな水溜りに猛スピードで駆け抜けて行く。
放送では、カットされていたが、あまりの激しさに足が頭上まで跳ね上がっていた。

この頃、今より3キロほど太っていたのでその重みのおかげで車の外に投げ出されていなかったんだと思った。

みんな[ジャングリア沖縄]には体重を増やしてから行きましょう(笑)

そして、ロケは続き1日目終了。

晩御飯にホテルのバイキングを食べる。

焼きたての亀パンがあり頬張る。

昼にも亀を見てたので、あれもデカい亀パンだったのではないか?と振り返る。
明日も会ったらかじってみよう。

某月某日

今日は『おはよう朝日です』、[ジャングリア沖縄]ロケの2日目。

2日目も頑張ろう! とロケをスタートさせていたのだが、沖縄はスコール大国。
雨が降ってきてしまいロケ中断。

その間にスタッフさんは下見に行き、リポーターの柴田くんとはっぴは「休んどいてと」言われた。

とりあえず各自部屋に戻り、台本を丁寧に読み考えて、そのあとロビーで合流し、お互いにロケに対して各場面の意見を言い合った。

はっぴちゃん。は基本的にその場のアドリブも多いけど、事前にイメージして挑むタイプ。
事前に考えているからこそ出るアドリブがあるし、それで助けられた経験が何度かあった。

柴田くんも、元々台本を大切にするタイプだったけど「はっぴちゃん。を見てより意識が上がったんだ!」とはっぴに話してくれた。

ロケペアとしてとても気が合う面白い柴田くん!
この息の合いようは、“肺”が一緒なのかもしれない!

そして2日目のロケが再スタート。
この日は、アトラクションではなくアクティビティを体験する。

まずは、スカイエンド トレッキングから。
常に下を見ると網もない丸出しの谷底があり、足元の板が進むごとに形を変え、片足がギリ乗るぐらいの幅になったり、板が動いたりするアクティビティ。

これが、絶叫系が大の得意のはっぴでさえも足を震わせて前に進めないぐらい怖かったのだ。
スタッフさんが「ちばりよ〜。頑張れ〜」と、通りすがりの挨拶ぐらいのテンションで声をかけてくれるのだが、「そんな軽いものじゃないよ!もう声かけないで!」と恐怖を超えて怒りになるレベル(笑)
初めて怒りながら楽しんでいた!

その後もたくさんアクティビティを体験し、終始叫びすぎて自分の家まで声届いてたと思う。

そして、はっぴの撮影が終わり柴田くんの声録りでロケ終了の時に、沖縄の写真を全く撮っていないことに気がついたのだ。撮らずに帰るなんていやだ!
という事で、1人で海に向うことにした。

スタッフさんもいないので写真が撮れず困っていたら、ご家族の方が「写真撮りましょうか」と声をかけてくれた。

そのあと、「花の前でも撮りましょう」とガチの撮影会並みに場所まで変えて写真を撮ってくれた。

沖縄の思い出たくさん作れて
うれシーサー!!

某月某日

今日は、松竹芸能の笑福亭喬明ちゃんお誕生日単独ライブのMCを務めさせてもらう日。

いま、みんなが思ったことでしょう。
「え、はっぴちゃん。ってMCできるの? 仕切れるの? 大丈夫?」と、
親目線でとても心配をしてくれたと思います。

はっぴもわかりません!!!笑

というのも、普段イベントや営業のMCをさせて頂くことはあるのですが
ライブMCをするのは初めてなんです。

しかも今回は、お笑い芸人のライブではなく
落語家さん+師匠が出演するライブなので
初のMCにしてはとても難易度の高いライブだからなんです!

芸人のライブだと、普段からコミュニケーションを取っていたりその人のキャラや良さを知っているのでMCとしてはとてもやりやすいが、落語家さん+師匠となると
“どこまで強くツッコンでいいのか”
“どこからが失礼でどこまでが失礼じゃないのか”とにかく何もかもが分からないんです。

ぴよぴよ ひよっ子状態。

ですが、今回はなんと笑福亭喬明ちゃんのご指名ではっぴちゃん。をMCに抜擢してくれたみたいなのでとてもありが太鼓でうれしい限り。

打ち合わせで喬明ちゃんに、
「なんではっぴちゃん。をMCに選んでくれたの?」と聞くと
「ピンクでかわいいから〜♡」と答えてくれた。

「いや、あんま色で大事なMC決めへん方がええでー?」と、喬明ちゃんと笑い合った

でも、せっかくのチャンス。
しっかりと喬明ちゃんのライブがより花が咲くように努めていきたい。

そして、ライブスタート。

オープニングは、はっぴ1人登場。
みんな喬明ちゃんを見たくて来ているのに、はっぴなんか見たくないだろうと思っていたが

「あれ、私が喬明やったっけ?」と錯覚するほど
お客さんがたくさん笑って温かく迎えてくれた。

そして、師匠達と喬明ちゃんの落語と
アイドル級の声で2曲歌い上げ
会場はお誕生日ムードで盛りがったところで……、

喬明ちゃんの活動休止を発表。

お客さんの目を見ていると
「大丈夫だよ、いつでも待っているからね」と
優しく包み込むような目をしていた。

はっぴちゃん。も同じ目をしていた。

そして無事ライブ終了。

終わった後お客さんが「はっぴちゃん。のMCとっても良かった!」という声とアンケートをありが太鼓なことに沢山頂き、喬明ちゃんのおかげではっぴも一つ二つ、大きくなれた気がした。

喬明ちゃん。
また活動再開する時はピンクでかわいくおめかしするので呼んでね。

某月某日

今日は、記者会見の日。

不祥事を起こしたとかじゃないので、安心して読んでくださいね(笑)

今回は大先輩の安田大サーカス団長の芸歴30周年とドレッシング会社 Mr.カンカンさん創業30周年を記念して、30秒ネタ祭りを開催するという事で、記者会見が開かれた。

事務所に着いて、マネージャーからこのライブの意気込みコメントよろしく! と言われ15分後の記者会見に向けて考えることに。

するとそこに団長が到着。

団長とお会いする時はいつもとてもドキドキ緊張する!
そんなにお会いする機会がないのと、会ってもお話しする時間がほぼないので、毎回初対面みたいな気持ちだからだ。

15分後に記者会見が始まってしまうので、団長とお話ししたいし、ドレッシングとかけたはっぴらしいコメントも考えたいし!と、頭が混乱状態に。

でも団長も準備があったので、そんなに話しかけられず、記者会見がスタート。

5社の記者の方が会見に来てくださった。これは、記者会見ならではの雰囲気なのかボケを言っても真顔で一切笑ってくれないのだ。

笑ってくれないというか、ボケを真剣に聞いてくれている。
それでもボケを何度も繰り出せているのは、これまで何度も滑ってきたからである。
むなしいが、ここで役に立って良かった。

そして肝心の意気込みは、
「30秒ネタライブでは1滴も1秒も無駄にしないようにお笑いのうま味をかけまくりたい」と自信たっぷりにコメントした!

記事に載るかどうか分からないぐらい、誰もペンが進んでいなかった(笑)

そして、無事会見が終了。

その後初めて団長とご飯に行くことになり、唐揚げ定食を注文。
団長に唐揚げを1個分けて皆さんで仲良く団らん。

最後に団長から「はっぴはあれやな、楽しいだけのやつやな!」と団長からの愛の肩書きを頂き、いつもより距離が近くなれた気がした。

また団長とご飯行けますように。
ごちそうさまでした!

p.s.無事、記事にもちゃんとコメントは載ってました。

※〈はっぴちゃんダイアリー〉は、WEB限定・隔週火曜17:00頃更新、次回は9/2(火)公開予定です
過去記事は、ハッシュタグ #はっぴちゃんダイアリー をクリック。

※この記事は2025年8月15日時点の情報です。記事に掲載されている情報は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

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