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日本全国の街角をエッセイで繋ぐ、この企画。5つのレーンで、次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。
第二走者は、長崎、広島、和歌山、京都、大阪です。前の走者から渡されたテーマを、どうエッセイにするか、それぞれの土地柄が出ると思います。

締め切りから逃れる私の現実逃避スポット

『ハンケイ500m』編集長の円城です。
今もまさに締め切りに追われています。
こういう職業だと、日常的になにかの締め切りがあり
いつもバタバタしている気がします。

『ハンケイ500m』、『おっちゃんとおばちゃん』、『ハンケイ5m』
これら自社媒体3つに加え、
たくさんの冊子や媒体を取材編集している毎日です。

私にとっての癒やしは
会社のスタッフと過ごす時間です。
マイナスイオンが存在するなら
うちのスタッフが会社の中で製造しているんだと
本気で思います。
彼らは、実は森の妖精ではないだろうか。
話し声が気持ちいい小鳥のさえずりに聞こえるし
笑い声がひんやりとした岩清水の流れに聞こえるのです。

そんな愛しの仲間と一緒に乗り越える締め切りは
私のランチ逃避行で、一旦中断されます。

少しでも早く、仕事を進めたいのに……。
カロリーメイトでもいいのに……。
そんなみんなの思いはむなしく、
私のパワーハラスメントによって
栄養のあるランチに付き合わされます。
でも結局、森の妖精たちは
このランチで笑顔になるんですけどね(笑)。

私が陣取る席はこの真ん中の
ほそながーい席。
多い時は8人くらいで行きます!

そして食べるのは
チキンロールカツ。
あ、これはここ最近のことで
3ヶ月ごとにちがうものが
マイブームになります。あしからず。

みんなそれぞれに好きなものを
頼むのですが、
かつてパリでパントマイムを習得した
店主のつくる創作洋食は
どれもこれもうまいのなんの。
野菜たっぷりで
おどろくほどボリューミー。

東京だったらいくらするんやろか……。
大盛も同じ価格なんてこと、京都だけちゃうか……。
そんな感動を噛み締めながら
締め切りを一旦脳裏から消し
みんなで食べる定食は、極上の味。
癒やされるってこういうことですよね。

定食店の名は[ひらがな館]。
どこかでも書きましたが
京都の日常ランチの素晴らしさは
日本広しと言えども一番ではないだろうか。
中でも、[ひらがな館]はすごいぞ。

次回は、長崎にバトンをつなぎます。
お題は「港がある良さってこれさ」です。
よろしくでーす。

街角リレーエッセイ 参加メディア

長崎 ながさきプレス
https://www.nagasaki-press.com/

広島 Wink
https://wink-jaken.com/

和歌山 もっと和歌山
https://www.agasus.com/

大阪 SAVVY
https://savvy.jp/

京都 ハンケイ500m
https://hankei500.com/

※この記事は2025年5月時点の情報です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

※〈街角リレーエッセイ〉は毎週日曜更新、次回は5/25(日)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #街角リレーエッセイ をクリック。

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SAVVY7月号「堀江・新町・南船場 」
発売日:2025年5月23日(金)定 価:900円(税込)