スキンケアは顔だけじゃない、デリケートゾーンもとても大切。
香りフェチで美容・健康オタクなスキンケアコンサルタントが、
すべての女性に伝えたい「膣ケア」のお話を4回にわたってお伝えします。
Miwako
10年以上勤めたハードな飲食業を辞めたとき、もともと大好きだったアロマやハーブの勉強を始め資格を取得。
好きな香りに包まれていれば、“ごきげん” に生きていけることを実感する。
現在はスキンケアと香りを扱う職に就き、日々香りに癒されながら働く。
今でも時間があれば、アロマセミナーに参加して、学びを深め中。
ある日受講した同講師の講座で「膣ケア」に出合い、
デリケートゾーンケアが女性には必要であると感じ、ケアについて個人的に発信を始めている。
#03「さぁ、お⼿⼊れしましょう」
今回から、具体的なお⼿⼊れ⽅法を順番に紹介していきます。
全然むずかしくないです。全然めんどくさくないです。
「1⽇5分だけでも!」とお伝えしてきましたが、
なんなら最短にすると1分でも可能です。
「1分なら。わたしもやってみようかな?」って思いますよね??
まず、デリケートゾーンのお⼿⼊れとは
⾃分の膣まわりをしっかりと“⾒る”ところから始まります。
みなさんは⾃分の膣まわりを⾒たことがありますか?
そして触ったことはありますか?
「⾒てはいけない、触ってはいけないところ」
という幼いころからの刷り込みを持っている⼈が多いかもしれません。
もちろんわたし⾃⾝もそうでした。何となく…ね。
膣は、⼥性にしかない繊細で敏感な臓器です。
⾃分の体を知る上でとても重要な場所です。
その詳しい構造を知ってからお⼿⼊れを始めていきましょう。
イラストのように、デリケートゾーンとは、
尿道⼝から肛⾨までと、
そのまわりにある⼩さいヒダの⼩陰唇、
⼩陰唇の外側にある⼤きなヒダの⼤陰唇まで含めた
広い範囲のことになります。
膣の入り口、膣⼝はデリケートゾーンの中央にあり、
その前部が尿道⼝です。
⼩陰唇の前部あたりにある突起が快感をもたらすクリトリス、
お尻部分の⽳が肛⾨です。
膣⼝と肛⾨の間は会陰と呼びます。
膣とは、膣⼝から⼦宮までをつなぐ
⻑さ7~8cmほどの筋⾁でできた器官です。
中はデコボコやザラザラがあり、
たくさんの粘液で覆われています。
健康的な膣は温かく、潤っていて、やわらかく、
ふわふわしていて、ハリがあり⾁厚です。
ケアを続けると会陰もやわらかくなり、
伸縮性に富んだ状態になります。
出産時には広がり、
直径10cmもある⾚ちゃんの頭も出やすくなるということです。
しっかりとご⾃⾝の膣まわりは確認できましたか?
「乾燥してるかも…。硬くなっているかも…。」
不安になった⽅もいらっしゃるかもしれませんが、⼤丈夫!!
デリケートゾーンのケアはいつから始めても遅くはありません。
丁寧に続けてケアをしてあげるとちゃんと応えてくれます。
ここからどう変化していくのか、
ぜひ楽しみながらケアを続けて⾏ってみてください。
今回は、洗うケア⽅法をお伝えします。
【注意点】
まず、⼿で洗うことが鉄則!です。
デリケートゾーン専⽤の弱酸性ソープ(pH3.5~4.5くらいが好ましいと⾔われています)
を使ってください。
※普通のボディーソープでは、刺激が強すぎて乾燥の原因になります!
【洗い方】
・垢が溜まりやすい⼩陰唇と⼤陰唇のヒダと裏側を、
つまむようにして洗います。
・クリトリスを、やさしく丁寧に洗います。
・肛⾨まわりを丁寧に洗います。
(肛門は便がこびりつきやすい所でもあり、
放射線状のシワになっているので
そのシワの間もしっかり洗いましょう)
膣まわりは、角質がまったくありません。
とにかく専⽤ソープを使って、やさしく洗うようにしましょう!
また、
⾃分の⼤切なところを洗うものとして、ソープ選びもとても⼤切。
1回に使う量はそこまで多くないですし、
ものすごく⾼価な物でもないので、
ぜひ専用ソープを使用してくださいね。
ちなみに私は、ARGITAL(アルジタル)という
ブランドのソープを使っています。
オーガニックで保湿成分を含んだクレイが配合されていて、
やわらかい泡⽴ちが潤いを与えてくれます。
ほんのりスッとしていい⾹りでスッキリと洗えて気持ちいいですよ。
※次回は……
保湿のケアについてお伝えします。
10月25日(火)に公開予定です。