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INTERVIEW CINEMA 誌面で紹介できなかった裏側をご紹介

スケベとは、奥深きもの?

笑福亭鶴瓶
09.07.07 UPDATE

「さっき乗ったタクシーの運転手がね、
たぶん僕が誰かは分かってはらへんかったと思うんですけど...
いきなり『お客さん、京都の人ですか、和歌山の人ですか』
ほんで『住吉です』って答えたら、『私も東住吉ですねん』って。
...で、正直なーんも、かすりもせんと終わったんですけどね(笑)」
と、のっけからさっき起こったズコーッなエピソードを一席。
絶妙の語り口調とハズした笑いで、思わず吹き出してしまった。
 
この日のインタビュアーは、映画評論家のミルクマン斉藤さん。
昨年から幾度となく
「師匠は日本一の俳優さん」「最強のバイプレーヤーやでぇ」
と賞賛の声をさんざん聞いてきた挙げ句の本日。
大ファンの師匠に会えるということでミルクマンさんもウキウキです。
 
取材はユルい爆笑を挟みながらつつがなく進行。
(途中、スタッフさんが持ってきたお茶を、
師匠自らちゃっかり確認する場面アリ。
もちろん伊藤園のむぎ茶でした。あ〜今年もあのCMの季節だ!)

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しかしミルクマンさんが
「師匠が演じた医者と、八千草薫さんが演じた未亡人の患者は、
信頼関係にあったけど、実はエロティックな関係とも見れますよね」
と言ったとたん、
「おもしろいこと言うなぁ」と師匠に悪い影が差し...
話がシモへシモへと急降下!
「点滴のシーンは...完全に2人にとってのセックスと考えていいやろう」
「点滴したあと、なんか気だるい感じになってたし!」
「あれは絶対、セックスの後の空気よな」
とオヤジ(失礼)ふたりで盛り上がるわ盛り上がるわ!
しまいには「これ! どこまで言うねん! 相手、八千草薫やで!」
と、ミルクマンさんが師匠に叱られてしまうという始末。
「やらしいなぁ〜スケベやな〜ミルクは」と妙にうれしそうな師匠です...。

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取材が終わり、撮影へ。
カメラマンのスタンバイを待つしばしの間、
手持ちぶさたの師匠により、ついに恐れていた事態が。
そうです、師匠のシモの魔の手が、傍らにいた編集Jへと伸び...
編集Jをまじまじと見た師匠、「あの人はまだスケベじゃないわ」と。
そして大声で一喝、「お前、もっとスケベになれ!!!!!」
「スケベはいいよ〜こうゆう世界はスケベじゃないと。
大丈夫やねん、一回解き放てばな、すぐにスケベになれるから」
と、いったい編集Jの、何に何を見たのか貴重な説法を下さいまして...。
そして編集Jはただただ大声で答えるしかありませんでした。
「わたし、もっと、スケベになります!!!」
(待ってましたとばかり爆笑する師匠...)

で、最後の記念撮影は、ミルクマンさん念願の師匠とのツーショット。





ってコラー! このふたりどうなってんねーん。
笑いながらミルクマンさんの胸部を揉み、そして乳首をつねる師匠。
そしてセクハラにあってもなお、満面の笑顔のミルクマンさん。
あぁスケベになるって...奥深いのネ。
...と、スケベ道へのハードルの高さを思い知ったひとときでありました。


撮影(メイン、インタビューカット)/林 成光



©2009『Dear Doctor』製作委員会
『ディア・ドクター』公開中

医大を出たばかりの相馬(瑛太)は、研修先の診療所で中年医師・伊野(笑福亭鶴瓶)と会う。それは運命の出会いのはずだったが…。
 
監督/西川美和 
出演/笑福亭鶴瓶、瑛太ほか
公開劇場/
梅田ガーデンシネマ、
なんばパークスシネマ、
京都シネマ、
シネ・リーブル神戸ほか

『ディア・ドクター』
公式サイト
http://deardoctor.jp

しょうふくていつるべ◇
'51年大阪府生まれ。'72年に六代目笑福亭松鶴に入門、'08年より上方落語協会副会長。レギュラー番組も多数抱えるお茶の間の人気者。待機作に山田洋次監督最新作『おとうと』。

SAVVY8月号P148掲載